約 2,800,430 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3141.html
「ゆっゆ~♪」 「ゆ~♪」 れいむは巣の中で子ども達と一緒に宝物を眺めてにやにやと笑いあっていた。 「おや、なんだいそれは?」 「ゆ!?」 その時、突然巣の入り口から人間が覗き込んだ。 人間はゆっくり達の宝物を面白そうに眺めていた。 「あんなガラクタ大事にしてんのか…」 ゆっくりの宝物というのは比較的まるくて綺麗な小石や人間が出したゴミといったものだった。 こんなものでもゆっくりにとっては珍しく大事なのだ。 「ゆー!ここはれいむのおうちでこれはれいむのたからものだよ! ゆっくりでていってね!」 れいむは勝手に巣をのぞく男に対してぷんすかと怒り男はそれを無視して 顎に手を当てて考え込みながらぱっとひらめいたかのように自分のかばんの中を漁って 母れいむ二匹分くらいの箱を手渡した。 「宝物をそのまま置いておくなんて無用心だろ こっからこの中に入れるといいよ そうすれば取られない」 そう言って箱の上部の500円玉くらいの大きさの穴を指差した。 「ゆ!?おにいさんありがとう!ゆっくりもらっていくね!」 「ゆっくちありがちょう!」 男はゆっくり立ちに御礼を言われると笑顔で返して 箱を置いて去っていった。 「ゆ~♪これであんしんしてゆっくりできるよ☆」 れいむは嬉しそうに宝物の小石やゴミクズを口に咥えると箱の中にいれていった。 「おかーしゃんおかーしゃん!たかりゃものだけぢゃなくちぇごはんもだいぢだよ!」 「ゆ!ほんとだ!れいむのあかちゃんはやっぱりあたまがいいよ!」 子れいむにいわれてれいむは今度は食べ物を箱の中に入れていく。 食料を全て入れてれいむはほっと一息ついた。 「ゆ~こんどこそゆっくりできるよ…」 「う~~~~☆たーべちゃうぞー☆」 「ゆううううううう!?」 そんなれいむの巣に突如ゆっくりれみりゃが襲い掛かった。 「たーべちゃうぞー!」 「たちゅけておかあしゃああああああん!!!」 このままでは子れいむ達が真っ先にれみりゃに食べられてしまうだろう。 迫り来るれみりゃを見ながられいむははっと思いつく。 この大事なものを入れる箱の中に子ども達を入れれば子ども達は安全だ尾t。 「あかちゃんたちはこのはこのなかにはいってね!」 さっと子れいむ達を咥えると穴にぺっとだしてさらに上から押し込んだ。 「ゅぅぅぅぅぅう!?いちゃいよおかあしゃあああああん!!」 「がまんちてねえええええ!!」 穴が小さすぎたのか子れいむ達は痛みに悲鳴を上げるが今はそんなことを構っている暇は無い。 れいむは三匹の子れいむ達を即座に押し込んでいった。 「う、うー?」 れみりゃはさっきまでいた子れいむ達が箱の中に隠れてしまい困ったように辺りを探した。 「ゆううう!ここはぜったいにとおさないからゆっくりでていってね!」 立ちふさがるれいむを見てれみりゃはそれをむんずと掴んだ。 「これまずいからいりゃない!ぽいっするど!ぽいっ!」 「ゆうううううう!?」 「しゃくやー!ぷっでぃーんもっでぐるどー」 もとより子れいむ以外食べる気がなかったのか母れいむを投げ捨て、れみりゃはその場を立ち去った。 「ゆぅぅぅ…あぶないところだったよ…」 れいむはれみりゃに投げ飛ばされて痛む体を起こしながらほっと溜息をついた。 「ゆ、もうだいじょうぶだよ!ゆっくりでてきてね!」 「ゆー♪おかあしゃんしゅごーい!」 「さっしゅがぁ♪」 「おかあしゃんだいちゅき!」 子ゆっくりたちは歓声を上げて母の元へと行こうと箱の中を歩き回った。 「「「どうやってでりゅのおおおおおおお!?」」」 「ゆううううううううう!?」 それから一月が経った。 「ごはんをもってきたからゆっくりたべてね!」 巣に帰ったれいむは真っ先に箱の中に餌を入れていく。 「…むーしゃむーしゃ」 「…しあわ」 「じぇんじぇんしあわせじゃないよおおおおおおお!!!」 あれから子れいむ達は毎日のように泣いていた。 箱の中は穴以外から光は入らず非情に薄暗く、換気もろくに出来ないため常にじめじめとしていた。 鉄で出来た箱の内壁は冷たく重々しく、心までゾワゾワと冷ましていく。 箱の中はゆっくりとは全く無縁の場所だった。 「だちて!だちてえええええええ!!」 一匹の子れいむがドンドンと壁に体当たりを繰り返す。 「やめてね!ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「も゛う゛ゆ゛っぐり゛でき゛な゛い゛い゛い゛いいいい!!」 箱の中に子れいむの叫びが木霊した。 「ゆ゛ぐぐぐ…ごべんね…ごべんね…!」 れいむは箱に耳を当てて中の会話を聞きながらぎゅっと目をつぶり涙した。 もし自分が箱の中に入れたりしなければこんなことには もし自分がこの鉄の箱をひっくり返して中のものを取り出せれば れいむはこころの底から後悔した。 さらに二ヶ月の月日が経った。 都合、三ヶ月もの間子れいむ達は過ごしたことになる。 「ごはんをもってきたからゆっくりたべてね!」 「「「……」」」 ここのところもはや三匹は何も喋らずにただただご飯を食べるだけであった。 その姿を見ながら元気だった頃の子れいむ達の姿を思い出してれいむの頬を涙が伝った。 「どぼぢで…ごんなごどにぃぃぃぃ…」 悲痛なれいむの声を聞いて、通りすがりの男がすっと巣の中を覗き込んだ。 「なにしてんだ?」 あの箱をれいむたちに与えた男である。 「うわああああああああああ!!!」 思わずれいむは男の顔面にむかって体当たりした。 「うわっぷ!?な、なにすんだよ!?」 「おばえのぜいで!おばえのぜいでぇええええ!!」 「おにいざんがごのばごをわだずがらでいぶだぢがあああ!!!」 子れいむたちも男の出現を悟って思わず溜まっていたものが爆発して罵声を投げかけ始めた。 「な、まさかお前子どもまで箱の中に入れたのかよ!?」 男は酷く驚いたようだった。 「でいぶのあがぢゃんぢゃんどだぢでねえええええ!!」 男はこの箱ならゆっくりには取り出せないだろうと思って軽いいたずらのつもりでこの鉄の箱を手渡したのだが まさか子どもを入れてしまうなんて思いもよらなかった。 「わかったわかった、出してやるって…」 流石に男も気の毒に感じて手を貸してやることにしたのだった。 「あ、あぢがどおおおおおおおおおお!!!」 れいむは嬉し涙を流して男の足に頬をこすりつけて感謝した。 「要はひっくり返せばいいんだよ…重いな」 男はよっこいせと箱を持ち上げるとごろんとさかさまにした。 「ゆぐ!?」「ゆうう!?」「ゆっくりまわしぎゃあ!?」 中のものもごろごろ壁に当たりながら転がり、箱の穴が下側に向いた。 「さ、その穴からでな」 男は思っていたより重いのか少し声を震わせながら早く出るよう子れいむ達に促した。 「ゆっくりでてきてね!」 れいむはこれ以上ないという笑顔で子れいむ達の脱出を待った。 箱の中から子れいむ達が動きあう音がする。 「「「でれないよおおおおおおおおおお!!!」」」 「ど、どおいうことおおおおおおおお!?」 三ヶ月という時間は子れいむ達が成長するのに充分すぎたのだ。 500円玉程度の穴を通るには子れいむ達は成長しすぎていた。 「ぢゃんどだぢでね!でいぶのあがぢゃんぢゃんどだぢであげでね゛!」 「これ、加工場に働いてる兄貴から失敗作貰っただけだから加工場行かないと取り出すのは…」 「がごうじょういやあああああああああああ!!!」 子れいむ達が加工場という単語を聞いて泣き喚いた。 「ほがのぼう゛ぼうぢゃんどがんがえでよ゛おおお!!!」 子れいむ達が出られるという希望を打ち砕かれてれいむは半狂乱になって男に噛み付いた。 目は血走り、怒りに震えている。 「し、しるかよ!」 男は箱を投げ捨ててれいむを引っ剥がすと一目散に走り去った。 男にとっていくら同情したからといってこれ以上は面倒なだけだった。 「ゆぎゃあああああ!」 「いだいいいいい!!」 子れいむ達は箱を乱暴に投げ出されて壁に体を打ち付けて悲鳴を上げた。 「ま゛っでよおおおおお!ゆ゛っぐり゛だぢでえええええええ!」 れいむは男の後を追ったが遂にその男とふたたび出会うことは無かった。 「もういやあああああ!」 「ごごがらだぢでええええええ!!」 子れいむ達の悲鳴だけが箱の中から漏れ出していた。 それから月日は経って、子れいむ達が箱に入って一年がたった。 もはや親子の間で会話さえなくれいむが箱の中に餌を入れ それを黙々と子れいむ達が食べるだけという生活が続いていた。 成人間近の子れいむ達の食料を集めるためにれいむは奴隷のように働き続けた。 もはや他のゆっくりとの親交もなくただただひたすら食料を集めるだけ れいむの楽しみなど全く無くゆっくりせずに汗水たらす日々だった。 れいむはなみだも枯れ果てた目で箱を見つめる。 「ぉかあさん…」 その時、小さな小さなくぐもった声が箱の中から聞こえた。 「…!?どうしたの?ゆっくりしていってね!」 久々に聞いた子どもの声にれいむは慌てて箱をよじ登って穴を覗き込んだ。 「ぜまぃぃ…!」 「ゆ!ごべんね!いつかかならずだしてあげるからがまんしてね!」 れいむはいつも言っていた文句ながらも久々に子れいむと会話が出来て 嬉しそうに答えた。 「ちがうのぉぉお…!」 しかし子れいむの声は苦しみに満ち、切実だった。 「いぎ…でぎ…だい…」 「ぐるじぃぃ…!」 「ゆ!?どういうこと!?ゆっくりせつめいしてね!」 箱の中は限界に来ていた。 成長した子れいむ達により完全にぎゅうぎゅう詰めになり息をするのも困難なほどで 三匹は顔をつき合わせて穴に向かって口を開いていた。 もう後ろを振り返ることも出来ないだろう。 いや、横も無理か。 動かなくていいぶん発育だけは非常によかったのが仇になった。 ぶくぶくと太り成人以上のサイズになった三匹にもはやスペースは無かった。 次の日 何とかしなければと思いながらも結局何も思いつかなかったれいむは また食事を運ぶことを繰り返した。 「ぉか…さ…」 この前よりさらに苦しそうなか細い声が聞こえ、慌てて箱を覗き込む。 するとそこには赤黒い何かが広がっていた。 「ど、どおいうこと?!」 「はやくれいむのおくちにたべものいれてね!!!」 箱の中の赤黒い何かがうごめいたかと思うと子れいむの元気な声が返ってくる。 「ゆ!?ひょっとしてこれおくちなの? そんなところにいたらほかのみんながたべられないよ! ゆっくりどいてあげてね!」 「うるさいよ!むのうなおかあさんはゆっくりしてないではやくごはんよこしてね!」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおお!?」 子れいむの突然の暴言にれいむは驚愕した。 「こんなことになったのはおかあさんのせいなんだからおかあさんのいうことなんてきいてられないよ! おかあさんはれいむたちみんなしぬかれいむにだけでもごはんをあげるかとっととえらんでね!!」 「ゅ…」 「た…ぅぇて…お…ぁ…ん…」 子れいむの怒声と押し潰された他の二匹のか細い悲鳴が聞こえてくる。 「ゆ、ゆぅぅぅう…!」 れいむは悩んだすえに、他の二匹にないて謝りながら餌をあげることにした。 その顔には苦渋の色だけがあった。 それから三日ほど経った。 「……」 れいむは陰鬱な気持ちで箱の前へと歩いていった。 その姿はまるで死刑執行代への道を歩む死刑囚のように項垂れていた。 「おかあさん!はやくごはんちょうだいね!おなかすいてゆっくりできないよ!」 「ゆーおなかすいたああああああ!ゆっくりしてないでえええええええ!!」 しかし二匹の呼び声を聞いてその表情はぱぁ、っと明るくなった。 「ゆ!なかなおりしてくれたんだね!みんなでゆっくりごはんたべようね!」 れいむは三匹の子達が仲直りして押し潰すのをやめてくれたのだと想い喜びに震えながら穴を覗き込んだ。 「ゆ…?」 しかし穴の中からは甘い香りと真っ赤に開かれた二つの口があるだけだった。 甘い香りは一体どこから来たのかとれいむは目を皿の様にして必死に見回した。 何度か角度を変えると光の具合が変わり、その原因がわかった。 「どぼぢでええええええええ!?」 穴の前を占領していた子れいむが顎の下を食い破られて死んでいた。 「れいむたちのごはんをとるわるいれいむはやっつけたよ!」 「だからおかあさんはやくごはんちょうだいね!!!」 「ゆっぐりいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 れいむの中に一挙に恐怖の感情が沸き起こった。 自分の家族を自分で喰らったこの子達は本当に自分の仲間なのかという疑問がわきあがる。 その疑問や恐怖を仕方なかったんだと理性が必死に押さえつけた。 感情を押し殺して、れいむの箱の前にただ餌を運ぶだけの日々がまた始まった。 「ぐぢゃいいいいいいいいいいい!」 「むじじゃんごわいいいい!おがあじゃんだずげでよおおおおおお!!」 「……」 食いちぎられた子れいむの死体は腐って、悪臭を放ち いつの間に入り込んだのか虫たちが集り始めていた。 れいむの耳にはそんな状況に身をよじって助けを求める子れいむ達の悲鳴を 聞き入れる気力さえなかった。 ただただ餌を与えるだけである。 数日後、男が巣の中をのぞいた。 一瞬、箱を渡した男が来たのかと思ったがよく顔を見ると別人だった。 ひょっとしたら箱の開け方が分かって助けに来たのかと思ったのにぬか喜びだったのかと れいむはまた死んだ魚のような目で俯き溜息をついた。 「その箱、開けに来てやったぜ」 「「「ゆ゛!?」」」 「弟に前なんとかならないかって頼まれててな 工場の道具持ち出すと色々とまずいんだが弟があんまりに憐れそうに言うんで遂に折れてきちまったよ。」 その男は箱を渡した男の兄であるようだ。 罪悪感を感じてた弟が兄に頼み込んで、重い腰をあげたというところのようだ。 「あ、あぢがどおおおおおおおおおおお!!!」 れいむは押し殺していた感情が爆発して涙を流した。 この箱に囚われた生活がやっと終わるのだ。 「やっどでれるよおおおおおおおお!」 「おねえちゃん!おかあさん!おそとにでたらいっぱいあそぼうね!!」 子れいむ達は顔を見合わせて嬉し涙を流しながら笑いあった。 れいむもその仲のいい姿をもうすぐ見れるのだと思って嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。 今までの全てが報われたとれいむは思った。 「加工場製作のチェーンソー、切れないものはあんまり無いぜ!」 男が背負っていた巨大な機械の紐を引っ張るとその刃が回転し始める。 その刃を箱に添えると火花と不思議な金属音が鳴って、箱の上部が切り開かれた。 「ゆぎゃあああああああああ!!!」 「でいぶどりぼんがあああああああああ!!!」 その際子れいむの頭の皮が少し削れ、悲鳴を上げた。 「あ、わるいわるい」 男は悪びれなくニヤリと笑った。 「きをつけてね!」 「わかったわかった、今だしてやるから…あ」 男は顔をしかめた。 「ゆ?どうしたの?はやくだしてあげてね!」 「「だしてね!」」 「ちょっと見てろ」 そう言うと男は死んだ子れいむの体を掴み引っ張った。 ベリベリと音を立てて壁に皮を残して子れいむの死体がちぎりとられた。 「ゆげええええええええ!!!」 凄惨な我が子の姿にれいむは餡子を吐いた。 「な、なんでごどずるのおおおおお!!」 そしてすぐに抗議をした。 男は残念そうに首を横に振る。 「皮が壁に完全に癒着しちまってるよ 取り出したら今みたいに皮剥がれて死ぬね 諦めろ」 男は両手を上げてお手上げのポーズをとった。 「どおいうごどおおおおおおおおおおおおお!?」 「ぢゃんどだぢでよおおおおおおおおおおお!!」 子れいむ達が話が違うと悲鳴を上げ男に飛び掛ろうとした。 しかし今は動ける空間があるにも関わらず一歩たりとも二匹は動くことが出来なかった。 「ま、人生そううまくいかないってこったな」 男はやれやれとチェーンソーを抱えて去っていった。 「「おいでがないでえええええ!!!ゆっぐりぢでいっでよおおおおおおお!!!」」 子れいむ達の叫びに男は一度だけ振り返って残念そうに眉をしかめたがそれだけだった。 「ふ、ふひひひひひひひいひひひ…ゆっくりぃ…ゆっくりぃ…」 れいむに至っては、絶望の淵で目の前にぶらさげられた希望を打ち砕かれて遂に心に異常をきたした。 しかしその顔は幸せそうでもあった。 なにせこうやって何もせずにゆっくりしているなど一年ぶりにもなるのだから。 子れいむ達も直に何もかも諦めてゆっくりしだして家族みんなでゆっくりできるようになるだろう。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1254.html
森のどこかにあるゆっくりの巣。 ここには、ゆっくり魔理沙達が住んでいた。 通常単独行動の多いゆっくり魔理沙種だが、交尾に耐性のある個体数はゆっくり霊夢のそれと同じである。 「ゆっくりあそぼうね!!!」 今日も日課の散歩に出発するゆっくり家族。 昨日まで雨が降っていたので、今日は久しぶりの外出だ。 「こっちにいこうね!!!」 ズンズンと進んでいくお母さんゆっくり。 ゆっくり霊夢の母親が、集団の後ろから子供達を見守っているのに対し、ゆっくり魔理沙の母親は先頭に立って進んでいく。 ゆっくり魔理沙も他の個体より多い好奇心は育っていくほどに大きくなっていくのだ。 知らず知らずの内に、列の先頭になってしまうのだ。 それでも子供達も活発なため、みんな迷子にならずに付いてくる。 時々後ろのゆっくりが食べられたり迷子になったりするが、ひとり減っても気にしないのがゆっくりだ。 「ゆっ!なんだろうここ?」 「わあ!おおきいおうち」 「だれもいないのかな?」 「おかあさん。だったらここ、まりさたちのおうちにしようよ!!!」 「うん、ゆっくりしようね」 勝手に人の家に上がりこむと駆逐される。 大抵のゆっくりの親は、それを分かっていたから子供の頃から生きていたのだ、ゆえに親は慎重なのだ。 一部には、人の家自体を知らないゆっくりがいる事も事実だが。 ただ、好奇心旺盛なゆっくり魔理沙は、住みたい場所があれば直ぐ引っ越す。 散歩と言っても、所謂家探しと同じだ。 「「ゆっくりしようね!!!」」 基本的に何も無い有ったとしても、直ぐにまた準備できるようなものばかりの以前の巣に別れを告げる。 一部の巣では、ゆっくりれみりゃ(希少種)を食料にしている事もあるが、殆どの巣には何も無い。 「たべるものなにもないね」 「これなんだろ?」 「ひっぱるとあくんだよ」 「うんしょ、とびちっちゃったね」 「いいかおりだね」 「でもにがいね」 「でもおいしいよ!!」 「ほかのはこもあけてみようか!」 むきゅー!!!」 この声は決して紫もやしではなく、この建物の主人である。 「なんなの……これは」 釣れない釣りをして帰ってきた時の、家の状態。 障子はボロボロ、台所もボロボロ、挙句の果てには秘蔵の茶葉に至るまで全て空っぽになっていた。 「おねえさんどうしたの?」 「ここはまりさたちのいえだよ!!!」 「おねえさんもゆっくりしていってね!!!」 「いま、なんていった」 「ここはまりさたちのいえだよ!!! ゆっくりできないんだったらかえってね!!!」 お母さんゆっくりが前に出る、一応きちんと母親の責任も果たしているようだ。 「……は、わた……よ」 「?」 「こ……は、……たしの……えよ」 「おねえさんなにいってるのかわかんないよ!!!」 「これからゆっくりするから、いっしょにゆっくりしようね」 「おねえさんもここにとまっていくといいよ!!!」 「ここは私の家だって言ってるだろー!」 宝符「躍る陰陽玉」 「わっ!すごい、おねえさんすg」 「うわー! おがあざーん」 「おねえさん! やめて! ゆっぐりじようよ」 陰陽球がゆっくり達を潰していく、本来誘導効果はついていない筈だが、鬼神の如き今の巫女ならそれくらい容易いのだろう。 「ハァハァ、……スペルカード使ったら疲れたわ」 ちなみに巫女は、三分で一五匹のゆっくりを殲滅した。 ……おねえさん、ごねんなさい」 「おうちはかえすからゆるしてね」 「おうちなおすのてつだうからゆるしてね」 何匹か生き残ったゆっくり魔理沙、母親は既に死んでしまった。 よくある事だ、母を失ったゆっくり魔理沙は森に逃げ帰る。 こちらも粗方処分して人も冷静になっているからだ。 「……饅頭!! 饅頭がいっぱい!!!」 ただし、それは普通の人間の場合。 なぜなら彼女は今、断食三日目だったのだから。 「いたいよ!! ゆっくりはなしてよ!!!」 「おねえさんはなしてあげてね」 「う゛わ゛ーーー」 そこには、どこかの汎用人型決戦兵器の様に、ゆっくりを喰ってる巫女が居た。 「……ふう、生き返ったわ。それにしてもこの大量の帽子どうしようかしら? ……魔理沙にあげようかしら、紅魔館に行く度にボロボロにしてるし」 尚、彼女が四日前に食べた一週間ぶりの食事も誰かが神社に置いていった、美味しい紅白饅頭だったことを付け加えておく。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3676.html
『真冬のゆっくり対策 3』 「へえ…そんなものがあるんですか」 「外の世界から流れてきたものです。透明なビニールの中で野菜を栽培するようです」 「でもビニールハウスだと風通しが悪くなるのでは?温度とか湿気とか」 「そこなんですよ。ですから我々は屋根を取っ払って実際に育ててみました。大丈夫なようです。外の世界ではどう使ってるのかは不明ですが」 「いくつかの畑に使ってみましょう。他に何かありませんか」 「そうですね、商品ではなくアイデアなのですが畑の周りに毒草を生やしておくというのはどうでしょうか?」 「春の毒草といえばトリカブトやスイセンとか有名ですね。ドクウツギなんて昔は農村でよく被害が出たものです。今から生えてきますかね?」 「そこなんですよねえ…あとは青唐辛子を用意して仕込んでおくとか」 「周りの村から苗木を調達するとか検討してみましょう」 「さて私も何か少し手伝わせてくれませんか?」 「ありがとうございます。今から壁を作るのですがお手伝いお願いできますか?」 「任せてください」 「「「「「「むーしゃむーしゃ…しあわせぇ♪」」」」」」 洞窟の中は宴会だった。冬篭りというゆっくりにとって厳しい時期にドスが来てくれたのだから。 数分前 「ドスとみんなの約束だよ。ゆっくり理解してね!」 ドスまりさの帽子を被った女性が言った。 「おきてなんだね。わかるよー!!」 「「「「「「ゆっくりりかいするよ!!!」」」」」」 「1つ、無闇にすっきりしないこと」 「ゆ!どす、まりさたちはすっきりしてもだいじょうぶなんだぜ!」 「まりさ!さっき食糧を見せてもらったけどこの数じゃもうギリギリよ。それともまりさが食糧になってくれるの?」 「ご…ごめんなさい!!!!まりさがわるかったですううう!!!!」 「はるになったらすっきりしほうだいよ!それまでがまんしようね」 「1つ、………」 「1つ、…」 「みんな分かった?」 「「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」」」」」 「約束を破ったら死刑かこの群から出て行ってもらうわ。わかったわね?」 「「「「「「「はーい!!!!」」」」」」」 「じゃあみんなご飯にしようね!」 「「「「「「「やったね!えんかいだね!!!!」」」」」」」 こうしてゆっくり達の宴会が始まったのだ。 「ご飯だよ」 れいむのリボンを付けた虐待お兄ちゃんは親ゆっくりに食事を与えた。 「おきゃあしゃん!いっちょにたべよ!」 「赤ちゃんはドスから貰ってね。これは赤ちゃんには美味しくないんだ」 「ゆっふっふ、これはおとなのあじなんだよ。あかちゃんにはまだはやいよ。ごめんね」 「ゆっくちりかいちたよ!あとでゆっくちちようね!」 「赤ちゃんはこれを食べようね」 彼女は赤ゆっくり達に親ゆっくりとは別の食事を出していた。 「「「「むーちゃむーちゃ…ちあわせぇ♪」」」」 「「「「ちちちちちあわせええええ♪」」」」 赤ゆっくり達が完食した直後異変が起こった。 「ゆ!にゃんだきゃむずむずしてきちゃよ!」 「ゆ?にゃんだかぽかぽかしてきちゃよ!!」 「ありちゅもー」 「りぇいみゅもー」 「ゆゆゆゆゆ?あちゅくなっちぇきちゃよ」 「にゃんだきゃへんだよ!」 赤ゆっくりは頬を赤らめ体からぬとぬととした粘液を出していた。発情したのだ。 「ま…ま…まりしゃああ~しゅ~りしゅ~りぃ」 「しゅ~りしゅ~り…な…なんだかへんだよ。しゅ~りしゅ~り」 「しゅりしゅりしてたらきもちよくなってきちゃよぉ」 「な…なにしてるの!あかちゃん!すりすりしたらしんじゃよおお!!!!」 親ゆっくり達が気付いた時は遅かった。 「ゆっぎりやめぢぇええ!!まりしゃじんじゃうよおおお!!!!」 「にゃんだぎゃへんだよおおおお!!!!」 「まりじゃああああ!!!!!ちょっちぇもきもちいいわああああ!!!!!!」 「ぎぼぢわるいよおおお!!!!やべじぇえええ!!!!」 「ありじゅうう!!!!やべでよおおお!!!!」 「わぎゃらないよおおお!!!!!!らんじゃまああああ!!!!!!」 「やべでええええええ!!!!あがじゃんじんじゃうよおおおお!!!!!!」 「どぼじでええええ!!!!!!!」 「貴方達!!!なにしてるの!!!!早くとめなさい!!!」 何とか半分ほどは親ゆっくりが赤ゆっくりを咥えて離すことができた。それでもかなりの赤ゆっくりはまだ交尾をしたままだ。 「「ゆぎゅっ!ゆぎぃ!やめちぇ!やべじぇええええ!!!ゆげぁぁぁ!!!!」」 「「「「「んほおおおおぉぉおおおおぉおおお!!!!!」」」」」 「「「「だ…だめだよおおお!!!!それいじょうはああああぁぁ!!!」」」」 「「「「「「しゅっきりぃー!!!!」」」」」」 「「「「「「じゅっぎりぃ……」」」」」」 発情した半分の赤ゆっくりは頭から茎を生やしみるみるうちに真っ黒な塊へと化していった。 「でいぶのあがじゃんがあああああ!!!!」 「ばりざああああ!!!!!どぼじでうぢのばりざがああああ!!!!!」 黒い塊と化した赤ん坊に必死に呼びかけるが何も答えてくれない。 「何てことをしてくれたのよ!!!!!」 彼女は未だに発情している赤ゆっくりを集めた。 「この子たちの親は誰?前に出てきなさい!!!」 「ゆうううう…」 「他のゆっくりはれいむに従ってね。今からこの子達の裁判をするわ」 「じゃあみんな、こっちにおいで。後はドスに任せよう」 彼は残りのゆっくりを連れその場から離れた。レイプをした赤ゆっくりとその親を一列に並ばせて彼女は言った。 「まったく、貴方達は子供にどういう教育をしているの?」 「ご…ごべんなざいい…」 「なんであがじゃんがすりすりなんてじってるのお…おじえでないよぉ…」 「おきゃあしゃん、しゅりしゅりぃ」 事態を分かっていない赤ゆっくりは側にいる親にすりすりしている。 「どす!おねがいじまず!!ゆるじでくだざい!!!ぢゃんどおじおきじますがらああ!!!」 「ごべんなざい!ごべんなざいい!!!」 「そこのれいむ!」 「ゆ!!」 「私との約束を忘れてはないよね?」 「ゆ!ゆ!ゆ!ゆ!」 「言って御覧なさい」 「むやみにすっきりー!したらだめ…だよ…」 「そうね。さっき言ったもんね」 「あかちゃんたちを…どうするんだぜぇ…」 「そこのぱちゅりぃ!!!!」 「むきゅ!!」 「掟を守れない場合はどうなるんだっけ?」 「しけいかこのむれから…でていく…」 「そうね。死刑か追放よ」 「「ぞ…ぞんなあああ!!!!!」」 「「おでがいじまずううう!!!!!ゆるじでぐだざいいい!!!!」」 「「おでがいじまずう!!!!ありずはいながものでいいでずがらごのごだけはゆるじでええ!!」」 「「まだごのごは……おでがいじまずうううう!!!ゆっぐりざぜであげでぐだざいいいい!!!!」」 「黙りなさい!!」 「「「「「ゆぴいいいい!!!!」」」」」 「ドスとの約束を初日から破っちゃうの?そんな悪いゆっくりは潰すよ!!!」 「ゆぅ…ぐずっ…」 「ぁかちゃ…ん…なんでぇ…」 「今すぐこの子達を殺すかもしくはこの子を連れてここから出て行くか決めなさい!!」 「ぞんなのえらべないよおお!!!」 「ゆええ"ぇえ"えん!!!!」 「仕方ないわね…」 「ゆ!どす…もしかして…」 「死刑だけは許してあげるわ」 「「あじがどうございまずうう!!!!!」」 「「よがっだねえ…あがじゃん!!!!!ごれでゆっぐりでぎるよお!!!!」」 「ハア?」 彼女は壁を強く蹴った。 「「「ゆううう!!!!!」」」 「誰が許すなんて言ったのかしら?」 「じゃ…じゃあどうずるの…」 「これを口に咥えなさい」 彼女は木の枝を数本親ゆっくりの前に投げた。 「それで赤ちゃんの目をくり抜きなさい」 「ゆ!!!!」 「どす…いまなんていったの…」 「聞こえなかった?その枝で!!!赤ちゃんの目を潰しなさい!!!!」 一瞬場が静まった。 「そ…ぞんあああ!!!!!」 「いやだああああ!!!!!!あがじゃんがゆっぐりでぎないよおおお!!!!」 「ぞんなのどがいはじゃないわあああ!!!!!!」 「ゆえ"えぇえぇえん!!!!!!そんなのいやだよおおお!!!!」 「どっぢもいやだよおおお!!!!」 「この子達にレイプされて死んでいった赤ちゃんたちはどんな思いだったのかな?死んじゃった赤ちゃんのお母さんは今どんな気持ちなのかな?」 「ぞ…それは…」 「ゆぅ…ぐずん…だげどぉ…」 「早く決めなさい!早く決めないと貴方達全員潰すからね!!」 「ゆう"う"う"う…」 「あがじゃん…どうじよぅ…」 「時間よ。れいむから聞くわ。どうするの?」 「ゆううう…どぅじよぅ…」 「おきゃあしゃんとしゅりしゅりい~」 泣きながら悩むれいむと対照的に赤れいむは嬉しそうに頬擦りをする。 「殺すの?ここから出て行くの?それとも目を潰す?」 「ゆうううう…ぐ…ずっ…あがじゃあん…ごべんねえ…」 「ゆ?」 れいむは赤れいむに思いっきり圧し掛かった。 「ゆびぇえええ!!!!おがあじゃんにゃんでえええ!!!!」 「ごべんねえ!!!ごべんねええ!!!!おぞらでゆっぐりじでねええ!!!!!」 「ぎゅえええええ!!!!……もっちょ…ゆっきゅりちたきゃったよ……」 赤れいむは死んでしまった。 「ゆあ"あ"あ"あん!!!!ばがなおがあざんでごべんねええ!!!!ごべんねええ!!!」 「「ゆひいぃぃぃ…」」 「「どうじだらいいのぉ…」」 事態を飲み込めていなかった赤ゆっくり達もようやく自分達が置かれている状況を理解した。 「お…おきゃあしゃん…まりしゃ…いいこだ…よ…だきゃら…」 「うるさいよ!!」 「ゆぎゃあああ!!!!」 「れいぷするゆっくりはわるいゆっくりだよ!!!!ゆっくりしないでしね!!」 「ゆびぇええええ!!!!!!まりじゃじにだぐないよおおお!!!!」 吹っ切れて赤ん坊を潰す親ゆっくり。 「みゃみゃぁ…ありちゅ…ちにたくにゃいよお…」 「ごめんなしゃぃ…ごめんなしゃぃ…」 「ごべんねえええ!!!!!!ごべんねええ!!!!」 「あがじゃんのぶんまでゆっくりずるがらああ!!!!!ままをゆるじでええええ!!!!!」 「いじゃいよおおお!!!!!やびぇでえええ!!!!!!」 「ぢにだくにゃいよおおおお!!!!たじゅげでえええ!!!!!」 泣きながら我が子を潰す親ゆっくり。 「おぢびじゃああん…ごべんねえ…すぐずまずがらがばんじでねえ…」 「ゆぴゃああ!!!!」 「いじゃいよおおおお!!!!!」 「りぇいみゅのおべべが!!!!おべべぎゃあああ!!!!」 「ぐらいよおおお!!!!!!なにもみえないよおおおお!!!!」 「ごべんねええ!!!!!」 「おぎゃあじゃんが…ゆっぐりざぜてあげるがらあ…ごべんねええ!!!!」 泣きながら目を潰していく親ゆっくり。赤ゆっくりとともにここから出て行くゆっくりはいなかった。 「そう。それでいいのよ。辛いけど掟を守らないとみんなゆっくりできないのよ。貴方達は反省してゆっくりしなさい」 「わがっだよお…」 「なにもみえにゃいよお…おぎゃあじゃん…どごにいるのお…」 「ぐらいよお…まりしゃあ…ありちゅううう…ちぇえええん…どごにいるのお…」 「あがじゃあん…ゆっくりじでねえ…」 親ゆっくり達は潰れた赤ゆっくりを食べていた。これがゆっくりの中での供養だという。目を潰された赤ゆっくりは親ゆっくりとともに巣へ帰っていった。 一方彼女は先ほどの虐待お兄ちゃんとの会話を思い出していた。 『俺が持ってきているモノだとこれですかね』 『それは?』 『これは精子餡ですよ。通常の何百倍も濃縮してます。こっちは妊娠促進剤と媚薬です』 『ええ』 『精子餡をゆっくりに注入したり肌にすり込むと妊娠しますよね。この濃縮した精子餡と妊娠促進剤と媚薬を混ぜるととんでもない薬ができるんですよ』 『霧吹きを取り出してどうするんですか?』 『精子餡と促進剤と媚薬を混ぜたものをお湯で溶かして…よっと、よく振って……これで完成です』 『これをゆっくりに噴きかけるんですね』 『ええ。噴きかけるだけでゆっくりは妊娠するんですよ。大抵は植物型ですね』 『それは確かにとんでもない薬ですね。発想は私と同じですよ』 『貴方は?』 『私も媚薬を持ってきてます。かなりのやつを。あとは睡眠薬ですね。火攻めする気だったんで用意はこれくらいなんです』 『妊娠で体力を奪わせて黒い塊にするか食糧を一気に減らす作戦…ですね』 『媚薬の方は私がやるわ。そうね、赤ゆっくりを発情させましょう』 『じゃあ霧吹きは俺がやります。あ、睡眠薬くれませんかね』 (彼はうまくやってるかしら…) 「ゆふう…ゆふう…」 「ゆゆ~ん…ゆゆうう…」 「ゆぴーゆぴー」 ゆっくり達は眠っていた。満腹して眠くなったのではなく虐待お兄ちゃんが盛った睡眠薬で眠っているのだ。 「もう!たべたらすぐねるなんてとかいはじゃないわ!!」 「あかちゃんがたいへんなことになってるときにねないでよぉ」 「あがじゃんがあ…ゆええぇえん…」 全てのゆっくりに盛ったはずなのだが先ほどの騒ぎで眠気が吹っ飛んでしまったようだ。といっても半分は寝ている。 「いいよ。寝かせてあげな。さっきの事はドスに任せなさい。この子達もショックだったんだ。落ち着かせてあげよう。君達もゆっくりしなさい」 「うん…じゃあれいむにまかせるわね」 起きているゆっくりは巣の中に帰っていった。彼の周りは眠っているゆっくりだけになった。 「(じゃあ始めますか)」 彼は霧吹きを眠っているゆっくり達に噴きかけた。さらに辺り一面にも霧吹きを噴きかけた。 「(これくらいかな。あとは少し待てばいい)」 彼は一旦彼女がいる所へ向かった。この後戻ってきた時に偶然ゆっくりが妊娠しているのを見つけたふりをして皆を集めるつもりだ。 つづく by 虐待おにいちゃん
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/740.html
俺とゆっくりの話 2の続きです 善良なゆっくりがいます 注意 「ふふふ…れいむ、いままりさがすっきりさせてあげるからね…」 「Zzz…Zzz…」 ゆっくりとれいむに忍び寄るまりさ しかしもう少しというところで後ろの戸が開いた 「ゆゆっ!?」 「なんだおまえ、まだ起きてたのか?」 あのおじさんだった、なんで寝てないんだよこの腐れほもさぴえんすが 「すこしねむれなかっただけだよ!!おじさんはまりさとれいむをあんみんさせてね!!」 「眠れないんだろ?俺も仕事がひと段落したんだが眠れなかったんだ、少し話でもしようぜ」 「…いいよ、でもたのしくなかったらすぐねるからね」 その人間は何個か飲み物とお菓子のようなものを持って来てまりさに進めた まりさはもしかしたら毒が入っているかも…と考えたが自分はこの家で一番偉いれいむと夫婦の関係だ、その自分を殺すことはないだろう… その時のお話の殆どはこの人間の仕事の愚痴とかだった 正直そんな話をまりさが聞いても面白くない、だが出されたお菓子は美味しかったので黙って聞いた 「そんなにいやならしごとなんてやめればいいんだよ…」 すこし眠くなってきたまりさが言う 「そうもいかん、仕事をしないと俺もれいむもお前もゆっくりできなくなるからな」 ゆっくりするためにゆっくりできない「仕事」をする?まりさにはますます理解できない だがさいごに人間の言った言葉だけは理解できた気がした 「お前は俺が嫌いだと思う、俺もお前は嫌いだ、でも俺はお前に死んでほしくない、だから早く人間のルールを覚えてほしい、俺のためでもお前のためでもない、れいむのためにな」 結局人間より先に寝てしまいれいむとすっきりできなかった 次の日、人間は仕事に行った 今がれいむとすっきりするチャンスだ だがれいむにさそわれて散歩に出かけている今、すっきりすることはできない、さすがに草すらない路上ですっきりするのはためらわれた 「れいむぅ!たすけて!!たすけてね!!」 その時一匹のちぇんが飛び出してきた、しかも帽子がない まりさはとっさにれいむをかばい、ちぇんを攻撃した 「だめだよ!!かざりのないゆっくりできないちぇんはゆっくりどっかいっt「だめだよ!!まりさ!!」」 なぜだれいむは止める?自分は飾りのないゆっくりできない奴を追い出そうとしただけなのに? 「どうしたのちぇん!!これじゃあどのちぇんかわからないよ!!」 「わからないちぇんはゆっくりでていっt…「うるさいよ!!!!」」 しかも怒鳴られた、こんなに怒鳴られたのは初めてだ 「やせいのちぇんのかぞくにぼうしをとられたんだよ、よくわからないよ…」 このちぇんはシルバーバッチを持つちぇんだ、飾りをなくしたら人間かゴールドバッチを持つゆっくりの所に行けばいいことは知っている 「ごめんねちぇん、ちょっとおしりみせてね!!」 ちぇんのおしりにはバーコードのような模様が焼き付けられていた、れいむはこの模様が本物だと理解した 「じゃあちぇんはゆっくりついてきてね!!いっしょにかこうじょにいこうね!!」 「かかかかこうじょーはだめだよ!!ゆっくりできないよぉ!!」 「だいじょーぶだよ!ゆっくりできないのはわるいゆっくりだけだよ!!」 まりさはいきたくなかったがれいむはみょんを連れて加工場まで向かってしまった 仕方なくまりさもついて行くことになった 加工場まで来たれいむはゆっくり専用入り口で係員を大声で呼ぶ、係員は一瞬怪訝そうな顔をしたがれいむがゴールドバッチをつけているのを見るとすぐに笑顔になった 「どうしたんだい?」 「このちぇんが帽子を取られちゃったみたいなの!!」 「おにいさん!ちぇんのぼうしをつくってほしいよ!わかってねー!」 「はいはい、わかったよ、10分程まっててね!」 そう言って係員はちぇんを抱えて奥の部屋へと消えていった このときまりさは理解した、れいむは帽子のないゆっくりを助けてあげると言って加工所に引き渡したのだ 加工所に子供を売る(もしくは自らを売る)ことでお菓子をもらって飢えをしのいだという話もある、さすがれいむだ、自分の妻になるだけあって頭もいい 「さすがだね!れいむ!!ちぇんをうっておかしにするなんてれいむはあたまがいいね!!」 「なにいってるの!?まりさ!!だいじななかまをうったりはしないよ!!」 「ゆ?」 しばらくたってさっきのちぇんが帽子をつけて出てきた 「ゆっくびっくりぃ!??!?!?!???!ぱぴぷぺぽろろっか!?!?!?!?」 このとき、まりさの餡子脳は完全に破壊された 加工場がゆっくりを助けた、れいむは帽子のないゆっくりを攻撃しようとしなかった 何もかも理解できない ちぇんがれいむと加工所の職員にお礼を言っている、そんなのはどうでもいい ここは加工所だ、それは間違いない、なのになぜあの人間はれいむに優しく微笑み、ちぇんの帽子を作ったのか? ありえない アリエナイ ソウカ、ヤットワカッタ、アイツラハユックリジャナインダ… 「ゆゆゆゆゆうふふふのうかりんにかっちゃったぁ!」 まりさが体内のぺにぺにを戦闘準備させ、れいむにおそいかかる 「やめてね!!まりさ!!どうしたの!?」 だがまりさは止まらない、あわててれいむは加工所の職員の後ろに隠れた 「うふふふふふぎゃあ!!」 職員の足にぺにぺにを突き刺さん勢いで突撃するまりさ まりさのぺにぺには真っ二つになった 「ふんじゃらhf8うえghvsばvsじゃヴぁjhvばhscぺにぺにますたーすぱーくっC言語!!!」 そんな言葉を残し、ぺにぺにから精餡子を噴き出しながらまりさは絶命した 俺が仕事から帰ってすぐ、加工所の職員がれいむを連れてやってきた れいむはふさぎこんで一言もしゃべらなかったが加工所の職員から大体話は聞いた、そしてその理由も 最近分かったことでまだ市販の飼育書にもほとんど乗っていないことだが野生のゆっくり(特に一番生意気な亜成体)がゴールドメダルをもつ飼いゆっくりと一緒にいると壊れることがあるらしい 詳しい話だと野生ゆっくりの常識では考えられない行動を飼いゆっくりがとり続けるため餡子が一時的に麻痺し、気絶してしまう そのご何らかの結論を出すことができれば復活するが多くは精神的に壊れてしまうらしい しかし壊れてもれいむとすっきりしようとするとは…やつは真剣にれいむを愛していたんだろうな… そのご、れいむは三日間、何も食べようとはしなかった。まりさは自分が殺したという罪悪感が募っていたのだろう 日に日に痩せて行くれいむが心配になった俺は今日も食べようとしないなら無理やりにでも口に入れてやろうとした だがその日れいむに助けてもらったというちぇんがお礼を言いにやってきた、帽子に金色のバッチを付けて ちぇんに励まされ、何とかれいむは持ち直すことができた いまではれいむとちぇんは夫婦として仲良く暮らしている、とはいってもお互い飼い主がいるから毎日一緒に遊んだりお泊りしたりする程度だが… ちなみに野生ゆっくりまりさの間に「かこうじょにいくとむりやりぺにぺにからすっきりさせられてころされてしまう」といううわさが流れ加工所をより一層怖がるようになったのはただの余談である あとがき なんか最後、いろいろ狂ってる内容になった やっぱ自分は戦争もの書いている方がいいのだろうか? 8月19日 2209 セイン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/12.html
このページには、ゆっくりいじめ系1~250まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 251以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ.3250 ゆっくりいじめ系1 虐 共 料 無 ゆっくりいじめ系2 ゆっくり除草剤 制 薬 共 無 ゆっくりいじめ系3 虐 性 料 無 ゆっくりいじめ系4 虐 無 外 ゆっくりいじめ系5 ゆっくり畑荒らし対策委員会 制 料 無 ゆっくりいじめ系6 リモコンゆゆゆ 制 虐 性 無 ゆっくりいじめ系8 創造主誕生 そ 無神 ゆっくりいじめ系9 あーまーど・こあ虐共道 ゆっくりいじめ系10 幻肢痛虐 ゆっくりいじめ系11 ゆっくりの王虐共 無 ゆっくりいじめ系12 ゆっくりれみりゃを山に放す虐共 無 ゆっくりいじめ系13 60年目のゆっくり裁判・上そ ゆっくりいじめ系14 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 前篇虐環家 ゆっくりいじめ系15 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 中篇虐環家捕 ゆっくりいじめ系16 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 後篇虐家 ゆっくりいじめ系17 間劇 0円から始める仕事虐 ゆっくりいじめ系 ゆっくり大家族 性共家 無 ゆっくりいじめ系19 性共 ゆっくりいじめ系20 ~ゆっくり霊夢達の素敵な日々~ 性共家 ゆっくりいじめ系21 俺とゆっくり 虐環 無 ゆっくりいじめ系22 あるゆっくりアリスの記録 虐制 無 ゆっくりいじめ系23 秘密基地でゆっくり 制家料 無 ゆっくりいじめ系24 ゆっくり解放戦線 制機 無 ゆっくりいじめ系25 ゆっくり家族のお引越し 虐家 ゆっくりいじめ系26 ゆっくりさせないと…… 虐環 無 ゆっくりいじめ系27 インプリンティング 虐 ゆっくりいじめ系27 幻想鉄道の動物対策 虐機無 ゆっくりいじめ系28 ゆっくり加工所でのある実験 そ 虐無 ゆっくりいじめ系29 ゆっくりハンター 制無 ゆっくりいじめ系30 ゆっくり射撃してね! 制無無 ゆっくりいじめ系31 騒音公害 制性無 ゆっくりいじめ系32 Counter-Strike 制無 ゆっくりいじめ系33 お母さんと一緒 制無 ゆっくりいじめ系34 ゆっくりの巣 そ共 ゆっくりいじめ系35 ゆっくりの恩返し 制家無 ゆっくりいじめ系36 ゆっくり繁殖 虐性家捕無 ゆっくりいじめ系37 果樹園の憂鬱 制無 ゆっくりいじめ系38 ゆっくりきゃっちゃー虐家機無 ゆっくりいじめ系39 ゆっくりゆゆこ×虎バサミ 制捕家 ゆっくりいじめ系40 Yの悲劇 虐無無 ゆっくりいじめ系41 ゆっくり一家と俺の冬 前編 制家無 ゆっくりいじめ系42 ゆっくり一家と俺の冬 後編 制家共無 ゆっくりいじめ系43 ゆっくり家族の引っ越し 虐制家共 ゆっくりいじめ系44 フェイス/オフ 虐無 ゆっくりいじめ系45 ゆっくりと早苗 虐 ゆっくりいじめ系46 古き良きゆっくり見スタイル 制無外 ゆっくりいじめ系47 ぐちゃぐちゃゆっくり天国 虐無 ゆっくりいじめ系48 ゆっくりメダル 虐無 ゆっくりいじめ系49 ゆっくりとのワンダフルライフ 虐無外 ゆっくりいじめ系50 寿司の恨み 制無 ゆっくりいじめ系51 ゆっくりよりうざいおっさん そ無 ゆっくりいじめ系52 ゆっくりなべ 制そ無外 ゆっくりいじめ系53 誰の家? 制無外 ゆっくりいじめ系54 ゆっくりサドンデス 制共無外 ゆっくりいじめ系55 ゆっくり家族の末路 制家無 ゆっくりいじめ系56 汚い奴虐無 ゆっくりいじめ系57 お告げ そ ゆっくりいじめ系58 ゆっくりるーみあ そ捕 ゆっくりいじめ系59 大好きゆっくり魔理沙虐性家無 ゆっくりいじめ系60 環境にやさしいゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系61 ゆっくり俺魔理沙そ ゆっくりいじめ系62 ある男のゆっくりレポートそ虐家無 ゆっくりいじめ系63 ゆっくり霊夢一家の越冬(誤算編)そ共家無 ゆっくりいじめ系64 寿司の後の水責め制無 ゆっくりいじめ系65 裏切り制共無 ゆっくりいじめ系66 ゆっくりつねっていってね虐無 ゆっくりいじめ系67 頭無双制共家無外 ゆっくりいじめ系68 お母さん霊夢の受難そ家無外 ゆっくりいじめ系69 小さな親切、大きなお世話そ無 ゆっくりいじめ系70 NTR 制無 ゆっくりいじめ系71 栗祭り虐無 ゆっくりいじめ系72 ゆっくりレンジ 制環家無 ゆっくりいじめ系73 こどもたちが屠殺屋ごっこをしたはなし1虐共家無 ゆっくりいじめ系74 はしれいむ虐 ゆっくりいじめ系75 鬼母虐共家無 ゆっくりいじめ系76 ゆっくりした結果がこれだよ!制無 ゆっくりいじめ系77 くたばれゆっくりぁあああああ!!!!虐そ ゆっくりいじめ系78 ゆっくりゆービィスーパーデラックス制そ ゆっくりいじめ系79 高速ゆっくりそ性無 ゆっくりいじめ系80 甘い肉まん制 ゆっくりいじめ系81 こどもたちが屠殺屋ごっこをしたはなし2虐共家無 ゆっくりいじめ系82 ゆっくりケロちゃん。雨に負けて、風に負けて虐そ共 ゆっくりいじめ系83 ゆっくりハウスそ無 ゆっくりいじめ系84 ゆっくりハウス2そ共無 ゆっくりいじめ系85 ゆっくり袋虐家無外 ゆっくりいじめ系86 ゆっくりハウス3制共家無 ゆっくりいじめ系87 ゆっくりれみりゃの整形そ無外 ゆっくりいじめ系88 美味しく食べていってね!虐家料無 ゆっくりいじめ系89 ほしまんじゅう虐家料無 ゆっくりいじめ系90 cube虐そ機 ゆっくりいじめ系91 あるゆっくりアリスの記録2制家性無 ゆっくりいじめ系92 ゆっくり少女達の収穫祭-1そ無 ゆっくりいじめ系93 ゆっくり少女達の収穫祭-2虐そ無 ゆっくりいじめ系94 ゆっくりまりさとおうち虐そ無 ゆっくりいじめ系95 しにさらせゆっくりぁあああああ!!!!そ ゆっくりいじめ系96 ゆっくりCASしてね!虐そ無外 ゆっくりいじめ系97 俺とゆっくり2(前編)制無 ゆっくりいじめ系98 川の流れのように制家無 ゆっくりいじめ系99 ゆっくり小倉トーストそ家無外 ゆっくりいじめ系100 ピタゴラゆっくり虐家無 ゆっくりいじめ系101 ゆっくり相撲虐無 ゆっくりいじめ系102 ただゆっくりを突っつくだけの話虐無 ゆっくりいじめ系104 ゆっくりみじめそ ゆっくりいじめ系105 加工所職員のストレス解消法虐無 ゆっくりいじめ系106 小ねたっぽいゆっくりいじめ虐環 ゆっくりいじめ系107 ゆっくり実験前夜虐無 ゆっくりいじめ系108 ゆっくりしよう虐家無 ゆっくりいじめ系109 まんじゅうころりんすっとんとんそ家 ゆっくりいじめ系110 髪飾り制共無 ゆっくりいじめ系111 予定調和虐そ家無 ゆっくりいじめ系112 フローズン虐家料無 ゆっくりいじめ系113 ゆっくり飾りゴージャス虐家無 ゆっくりいじめ系114 ゆっくりデスマスクそ無 ゆっくりいじめ系115 ゆっくり研究者のある1日制無 ゆっくりいじめ系116 懐かし玩具とゆっくり制無 ゆっくりいじめ系117 ゆっくりとした縁日虐料 ゆっくりいじめ系118 ゆっくりのなくころにそ環 ゆっくりいじめ系119 ギロチンとゆっくり虐家 ゆっくりいじめ系120 マッサージチェアとゆっくりそ ゆっくりいじめ系121 ゆっくりふぉんでゅ 虐 料 無 ゆっくりいじめ系122 ゆっくりアリス愛の劇場-1環家 ゆっくりいじめ系123 ゆっくりアリス愛の劇場-2家 ゆっくりいじめ系124 ゆっくりアリス愛の劇場-3環性家 ゆっくりいじめ系125 ゆっくりリスペクトしてね!虐家料 ゆっくりいじめ系126 ゆっくりデッドライジングそ ゆっくりいじめ系127 ゆっくりリサイタルそ ゆっくりいじめ系128 精神 ゆっくりいじめ系129 ゆっくりハウス4 ゆっくりいじめ系130 ゆっくりコロリ制 ゆっくりいじめ系131 ゆっくりデッドライジング2 ゆっくりいじめ系132 ゆっくりのこい虐家無 「ゆっくりいじめ系133 大自然のゆっくりは作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系134 ゆっくり避妊ありす虐性無 ゆっくりいじめ系135 地球に優しいエコゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系136 働きゆっくり?虐無 ゆっくりいじめ系137 ゆっくりまんじゅう制そ共無 ゆっくりいじめ系138 あるゆっくりアリス達の記録虐制性料 ゆっくりいじめ系139 見・ゆ・必・ゆ(サーチアンドゆっくり)虐無 ゆっくりいじめ系140 ゆっくりんかわいいよゆっくりんりんⅡ 賢者と大図書館虐制性家 ゆっくりいじめ系141 ゆっくり七夕しようね虐捕無 ゆっくりいじめ系142 ゆっくりモンスターズ1虐無 ゆっくりいじめ系143 わからないちぇん虐無 ゆっくりいじめ系144 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系145 ゆっくり目隠し制環無 ゆっくりいじめ系146 新たな命、霊夢・魔理沙編虐家共 ゆっくりいじめ系147 奇形ゆっくり虐環家無 ゆっくりいじめ系148 ゆっくりフランのある休暇虐制家捕 「ゆっくりいじめ系149 ゆっくりと青い石_前は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系150 ゆっくりのエラ虐そ性無 ゆっくりいじめ系151 ゆっくり魔理沙が極限までゆっくりできる話1虐環性無 ゆっくりいじめ系152 れみりゃたまご虐性 ゆっくりいじめ系153 ゆっくり調教師 前編制環性無 ゆっくりいじめ系154 ゆっくり調教師 後編制環無 ゆっくりいじめ系155 外人のゆっくり虐共家 ゆっくりいじめ系156 外人のゆっくり 和訳虐共家 ゆっくりいじめ系157 冷凍ゆっくり虐料 ゆっくりいじめ系158 ヴェニスのゆっくり制家 ゆっくりいじめ系159 ゆっくり飾り Part.1虐家共無 ゆっくりいじめ系160 ゆっくり飾り Part.2虐家共無 ゆっくりいじめ系161 奇形ゆっくり2虐環家無 ゆっくりいじめ系162削除 ゆっくりいじめ系163 こしあん虐無 ゆっくりいじめ系164 ~ゆっくりひとりでできるもん~虐性無 ゆっくりいじめ系165 俺とゆっくり2(中編)制家無 「ゆっくりいじめ系166 ゆっくりと遊ぼう!は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系167 ゆっくり飾りシャッフル復家無 ゆっくりいじめ系168 ゆっくりるーぷ虐 ゆっくりいじめ系169 Ten little Yukkuri虐家 ゆっくりいじめ系170 ゆっくり家庭崩壊(前編)虐環家無 ゆっくりいじめ系171 ゆっくり家庭崩壊(後編)虐環家無 「ゆっくりいじめ系172は作者さん要請により削りました。by管理人」 ゆっくりいじめ系173 Ten little Yukkuri後日談虐家性道 ゆっくりいじめ系174 ゆっくりデッドライジング3虐性家そ ゆっくりいじめ系175 ゆっくり飾り2 Part.1虐家無 ゆっくりいじめ系176 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系177 ゆっくり記憶していってね!虐家性無 ゆっくりいじめ系178 ゆっくりモンスターズ2虐そ ゆっくりいじめ系179 Yukkuri story 3虐 ゆっくりいじめ系180 ゆっくり⑨虐機家無 ゆっくりいじめ系181 生まれ出づる赤ん坊ゆっくり虐家料無 ゆっくりいじめ系182 こえだめ虐家共無 ゆっくりいじめ系183 ゆっくり水攻め虐家機無 ゆっくりいじめ系184 夏の風物詩制家無 ゆっくりいじめ系185 消極的制裁行為制環無 ゆっくりいじめ系186 犯人は子れいむ制家無 ゆっくりいじめ系187 終端速度虐家無 ゆっくりいじめ系188 ゆっくりと赤ちゃん制道無外 ゆっくりいじめ系189 あの夏に日の……虐機環 ゆっくりいじめ系190 ゆっくりを食べないゆっくりゃ虐環捕無 ゆっくりいじめ系191 撲滅運動虐そ無 ゆっくりいじめ系192 あるゆっくり育成の記録虐そ家無 ゆっくりいじめ系193 ゆっくり魔理沙の憂鬱虐制家性共捕 ゆっくりいじめ系194 二階の廊下虐家無 ゆっくりいじめ系195 yukkuri_bean虐制共捕性家 ゆっくりいじめ系196 間違ってるのは世界じゃない前虐性家 ゆっくりいじめ系197 ケシの実制薬無 「ゆっくりいじめ系198 浮気発覚は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系199 ゆっくりブリーダーいじめ虐無 ゆっくりいじめ系200 壊された家族制家道無 ゆっくりいじめ系201 コードアイス-反逆のゆっくりゆかりん虐復制無 ゆっくりいじめ系202 ゆっくり間接照準射撃虐制機無 ゆっくりいじめ系203 魅惑の透明なケース虐家道無 ゆっくりいじめ系204 間違ってるのは世界じゃない中虐環家共 ゆっくりいじめ系205 家畜のあり方虐捕無 ゆっくりいじめ系206 奇形ゆっくり3~ゆっくりバッジ~虐家無 ゆっくりいじめ系207 ゆっくりわさび制無 ゆっくりいじめ系208 ゆっくり親子の窯焼き虐家料無 ゆっくりいじめ系209 無駄骨虐家捕 ゆっくりいじめ系210 ゆっくりの住む山制環無 「ゆっくりいじめ系211 運動神経ゼロゆっくりは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系212 ゆっくり達の日常虐家 ゆっくりいじめ系213 森の奥のゆっくり達制家料無 ゆっくりいじめ系214 俺とゆっくり2(後編)虐家性無 ゆっくりいじめ系215 奴隷ゆっくり虐家道無 ゆっくりいじめ系216 ゆっくりれいむとおいしい味虐無 ゆっくりいじめ系217 整地ゆっくり虐家無 ゆっくりいじめ系218 ゆっくりチルノの一日そ家捕 「ゆっくりいじめ系220 ゆっくりの選択は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系221 ゆっくり亭そ ゆっくりいじめ系222 ゆっくり記念日(前編)制家無 ゆっくりいじめ系223 ゆっくり記念日(後編)制家無 ゆっくりいじめ系224 ゆっくり藍の憂鬱虐無 ゆっくりいじめ系225 ゆっくりたちの生き地獄制家環無 ゆっくりいじめ系226 ゆっくりスナイポ虐家道無 「ゆっくりいじめ系227 ゆっくりの産卵は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系228 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系229 ゆっくり誤診虐薬無 ゆっくりいじめ系230 ゆっくりカーニバル虐家無 ゆっくりいじめ系231 仲良しゆっくり一家制そ家捕無 ゆっくりいじめ系232 約束制共無 ゆっくりいじめ系233 ゆっくりいじめエンド_1 ゆっくりいじめ系234 ゆっくりいじめエンド_2 ゆっくりいじめ系235 ゆっくりまりさと泣いた赤鬼前編虐無 ゆっくりいじめ系236 画鋲虐性捕無 ゆっくりいじめ系237 ゆっくりの現代生活虐無外 ゆっくりいじめ系238 ワイヤー虐制家無 「ゆっくりいじめ系239 ゆっくりと青い石_中は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系240 厳しいゆっくり虐家共無 ゆっくりいじめ系241 あるゆっくりアリスにまつわる記録外伝1虐家無 ゆっくりいじめ系243 チョコエッグ的な何か虐家料道 ゆっくりいじめ系245 ゆっくりの川流れ虐家無 ゆっくりいじめ系247 ゆっくりまりさと泣いた赤鬼中編制そ性 ゆっくりいじめ系248 おわらないゆっくり虐環 ゆっくりいじめ系249 ゆっくり実験場・十面鬼編虐制薬捕
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/139.html
初日 「ゆっくりしていってね!!!」 最近、このような鳴き声をよく耳にする。 ゆっくりとか呼ばれるそれは、ここ数ヶ月で幻想郷のあちこちで見るようになった謎のナマモノだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 食用や愛玩用やストレス発散用、果ては性欲処理や衣料品にすら使われている。 種類によって特徴は異なるが、総じて知能は低く傍若無人。 「ゆっくりしていってね!!!」 甲高い声で常に大騒ぎする上田畑を荒らす事もあるので嫌っている人間も多い。 かくいう俺も、そんなゆっくりが大嫌いだ。 だがその理由は上記のものではない。知能が低かろうが大声で騒ごうが、そんな事は瑣末な問題だ。 「ゆっくりしていってね!!!」 俺が一番気に入らないのは奴らが常に他人に『ゆっくりする』事を要求している事だ。 全く気に入らない。生物か無生物かすらよく分からんようなナマモノの分際で人間様に命令するなんて。 そんな訳で野生のゆっくりをこの俺直々にゆっくりさせてやる事にした。何て親切なんだ俺。 「ゆっくりしていっt「ゆっくりしろぉ!!」 先程から散々騒いでいたそいつに、いきなり怒鳴り返してやる。 物凄く驚いたようで、目が白くなっている。歯茎まで見せ付けて気色悪いったらない。 「ゆっk「ゆっくりしろよぉ!!」 このように、人様にゆっくりさせようとする度にゆっくりさせ返す。 この必殺ゆっくり返しを続ければ、いくらクサレ脳味噌の奴らでもゆっくりしろ等とは言えなくなるだろう。 「y「だからゆっくりしろっつってんだろ!!」 ゆっくりブレインでも俺の鞭の愛を理解できたのか、壁の隅で感極まってブルブル震えている。涙まで流して、可愛い所あるじゃないか。 その日はもう喋らなかったので普段通り過ごす。 二日目 「ゆっくりしていってね!!!」 ゆっくり達の朝は早い。日の出と共に起き、とりあえず寝ている奴を片っ端から怒鳴って起こす。 何とも不快な習性だ。目覚まし時計よろしく壁に叩き付けて粉砕してやろうかと思った。 だがいけない。今の俺は愛の調教師。自分がやっているのは悪い事なのだと、こいつに教えてやる使命がある。 「ゆっくりs「ゆっくりしろモーニング!!」 朝の挨拶と調教を兼ねた、我ながら素晴らしい文句だ。寝起きの頭脳は時々こういう奇跡を起こすから面白い。 朝食を食べる頃には、何故あんな間抜けな台詞に感動したのか自分でも理解に苦しんだが。 「ゆ゛っ……ぐい゛……じで……っでね!!!」 呆れた事にこいつは食事中(芽が伸びまくってしまったジャガイモ)もこの台詞を吐いていた。 何という傲慢さ。これは思った以上に手強い相手だ。 「ゲフゥッ…ゆっくりしていtっ「ゆっくりしろ!!」 また顔が固まっている。いちいち面白い顔をするのはいいが、本当に理解しているのか疑問だな。まぁ、何とかなるだろう。 今更ながら付け加えると、うちのお隣さんまでは徒歩二十分かかるので安心だ。聞かれたら流石にヤバいし。 その後も四回ほど怒鳴りつけてから仕事にかかる。今育てているのはトメィトゥだけだ。 俺は親が莫大な遺産を残してくれたおかげで、好きな野菜を栽培しまくるという農家的に最大級の贅沢ができている。 去年は畑一面スウィートポテイトゥ祭りだった。 奴ら三日周期で収穫できる上一個120Gで売れるからつい植えすぎて大変な事になるんだよな。ウハウハだけど。 それはともかく紐で目の届く所にゆっくりを縛り付けてお仕事お仕事。可愛いトメィトゥに愛情たっぷりだ。 日が傾く頃には作業も終わった。その間ゆっくりさせた回数実に四十五回。喉がいてえ。 ゆっくりの紐を解き、家に連れて帰る。流石に反省したのか、家に入ってもぼんやり虚空を見つめている。 自分の夕食を済ませてからエサを与え(畑に生えていた雑草ども)風呂に入れる事にする。 エサを食ったら反省が消し飛んだのか、反抗的な目でこちらを睨んでいる。 「どうしたんだゆっくり。風呂に入れてやるからさっさと来い」 「ゆっくりしていっt「ゆっくりしろよ!!」 もう何が何だか。固まってる隙に風呂場に運び、湯をかけて全身をたわしで洗い、湯船に放り込む。 ゆっくりは綺麗好きというのは本当だったようで、先程までの反抗的な目はどこかへ行き、泣きながら俺に感謝していた。 「ゆっく…ゆっぐりじでいっ「ゆっくりしろ!!」 「ゆくくっくりじd「ゆっくりしろ!!」 風呂が気持ちよくてはしゃいでいるのか何度も何度も怒鳴らせられる。まだまだ調教が足りないな。 百数えてから湯船から引っ張り上げ、水を入れて湯を冷ましてから浸かる。 風呂はいいなぁ。人間の生み出した文化の極みだよ全く。ゆっくりが感動のあまりゴロゴロ床を転がって呻くのも良く分かる。 三日目 小鳥の囀りと共に目が覚める。布団の中を見るとゆっくりは起きていた。 起きていても騒がないとは、どうやら調教が効いてきたようでほっとする。 またあの雑音で起こされたら今度こそ壁を汚しそうだったしな。 だが朝の挨拶は大事だ。とりあえずゆっくりさせてから着替えて朝食を摂る。 食後歯を磨きながらゆっくりのエサ(昨日切った爪と壁を這っていた女郎蜘蛛)を与える。 今までのような汚い食い方ではなく、静かにゆっくりと食べていた。調教の成果に満足する。 だがまた忘れてはいけないので、特に何も言わないゆっくりをゆっくりさせておく。 またゆっくりを縛り付けて仕事に入る。昨日と違って随分静かで良い事だ。一時間に一回ゆっくりさせておく。 仕事を終え、ゆっくりを解こうかと思っていると野生のゆっくりが俺のゆっくりの傍にいた。 「ゆっくりしていってね!!!」 「…………」 「ゆ?ゆっくりしていってね!!!」 「…………ゆぅ……」 追い払っても良かったが、調教具合を確かめたかったので事の成り行きを見守る事にする。 「ゆっゆ。ゆっくりしていってね!!!」 「…………」 その後も野生のゆっくりは何度もがなり立てていたが、すっかり更正した俺のゆっくりは殆ど反応しなかった。 やがて飽きたのか、野生のゆっくりは俺のゆっくりの顔に一度体当たりしてからどこかへ行った。 俺の所有物に手を出すとは全くもって許せんので、帰る前にそいつを捕らえて鍬で潰しておく。 紐を解いていると何やら言いたそうにこちらを見ていたが、先回りしてゆっくりさせるとまた虚空を見つめていた。 その日のゆっくりのエサは夕方潰したゆっくりだった。 意趣返しをした主の俺に涙を流して感謝しつつゆっくりと食事するゆっくり。そんなに感謝されると照れるぜ。 とりあえずゆっくりさせてからハイパー風呂タイム。 昨日は男らしいちょい熱めの風呂だったので今日は温めに湯を沸かす。 タワシで洗ってからゆっくりを湯船に入れてやり、俺も体を洗ってからゆっくりを上がらせ湯を沸かして入る。 ゆっくりは温めの湯も気に入ったようで、ガチガチブルブル震えて俺に目で感謝していた。中々殊勝なのでゆっくりさせてやった。 風呂から上がって床に就く。そういえば今日はこいつ一度もゆっくりさせようとしなかったな。良い事だ。 四日目 今日も静かなグッモーニン。今日も騒いで起こさなかったゆっくりを誉めてやろうと思い、布団をめくると。 ゆっくりは干からびて死んでいた。 慌ててもしょうがないのでいつものように食事を済ませて仕事をする。 午前中で仕事を切り上げるとゆっくり加工所に連れて行く。あそこは最近ちょっとしたゆっくりの怪我等も見るらしい。 「朝起きたらこんな物が転がっていたんです。一体何なんでしょうかこれは?ゆっくりなのは分かるんですが…」 「これはゆっくりの死骸のようですが…しかしこの様な死に方は初めて見ます。解剖して調べてみても宜しいですか?」 「ええ、勿論です。別にペットとかいう訳でもないですし」 「そうですか。では、大した額ではありませんがどうぞ」 「これは?」 「ほんの気持ちです。変わった死に方をしたゆっくりを標本として提供してくれた方にお支払いしています」 「そうなんですか。どうもありがとうございます。では私はこれで」 「ええ。またおいで下さい」 珍しい死に方とか言っていたが一体何なんだろうな。その内聞きに行くとするか。 家に帰ると、野生のゆっくりが数匹飛び掛ってきた。何だ何だ。俺はゆっくりに恨みを買うような覚えは無いが。 饅頭が飛び掛ってきた所で痛くも何とも無い。とりあえず全て踏み潰しておいた。 また一匹捕まえて調教しようかとも思ったが、これ以上やると喉を痛めそうなのでやめておく。 ゆっくりは肥料にもなるらしい。とりあえずよーく潰してから畑に撒く。 また仕事をして、夕食を食べ風呂に入って寝る。 ゆっくり調教生活も今日で終わりだ。お疲れ様でした俺。 後日聞いた話だが、何でもあのゆっくりの死因は『ゆっくり欠乏症』とか言うらしい。 何らかの原因で長期間ゆっくりできずにいるとああやって死ぬんだとか。 俺がもっとゆっくりさせてやればあいつは長生きできたのだろうか。 そんなどうでもいい事を考えながら、今日もトメィトゥ達に愛を注ぐ。 TOMATO END
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5117.html
その1から見ることをお勧めします 「てーてーてれてーてーてーてーてーてーてーてれてーてーてーてーてー(フワラリングナイト)」 既にゆっくりを4匹を手にかけた俺は上機嫌で次のステージに向かう ここまでは全て計画通り、 誤算といえば3匹目と4匹目のゆっくりを虐めるのに少し時間をかけてしまった事だ。 なあに、残り時間はあと2時間半もある。余裕、余裕 ―――1階 居間――― 「さてさてゆっくりした子達はどこかな~(笑)」 さっきからなんとなく気配はする、気配はするが姿は無い。 だが呆気なく見つけても面白くないので正攻法で探してやる 「それにしても散らかし放題だなー」 あちこちに散らばった家具や雑誌がゆっくり達が俺の家でどれだけ好き勝手にゆっくりしていたかを 物語っていた 俺はなんとなく落ちていた漫画を拾おうとした、すると・・・思わず頬が緩んでしまった。なぜなら 「れいむとまりさ見ーっけ!!」 「ゆあっ!!?」 そう俺は見つけたのだテレビ台の下に隠れているゆっくりを、 暗くてよく見えないが親れいむ1匹、赤れいむ2匹、赤まりさ1匹といったところだろう すると急に親れいむが笑い出した 「ゆっゆっゆ!!ここならおじさんもこれないでしょ!!」 そうか、 俺が言ったのは 「3時間経つまでに見つけたゆっくりを片っ端からゆっくりできなくする」 と通常のかくれんぼとは大きく異なる このゆっくり達は見つかってもいいから俺の手の届かないところでゆっくり制限時間までやりすごす。と まあ、その餡子脳でどこまで計算できてるか知らんが 「ゆ!しょうだね!ばかなおじしゃんはそこでゆっきゅりみてちぇね!!」 「じゅうたいばっかのばかないきものだにぇ!!」 「まりしゃたちをゆっきゅりできにゃくするなんてじゅーねんはやいんだよ!ばきゃなじじいはゆっきゅりちんでね!!」 「ばーきゃ♪ばーきゃ♪」 「ばーきゃ♪ばーきゃ♪」 「ばーきゃ♪ばーきゃ♪」 ほう人間様様に馬鹿コールとは・・・ いや、だがなかなか侮れん、 テレビの台なんて少し動かしでもすればいいのだが、間違って赤ゆっくりを潰しかねない それに棒状の物でひきずり出すというのも面白みに欠ける。 俺は楽しくゆっくりを虐めたいんだ!! 「ゆっゆっゆ!れーむたちのすごさがわかったらさんかいまわってわんとほえるんだよ!!」 くっ!!饅頭のくせにどこでそんな事覚えたんだ・・・ん?・・・おお!!! 「はっはっはっは!!少し待ってなクソ饅頭共!!」 そう言うと俺は急いで2階に駆け上がった!! 「ゆっふっふ!れーむのおそろしさにおじけづいたんだよ!!」 「おかあしゃんすごーい!!」 勝手に言ってな、もうじきその大好きなお母さんがした軽はずみな発言でゆっくりできなくなるからな! 俺は必死でこぼれ出る笑みを抑えながら2階の物置部屋へと入っていった。 そう、俺はある物を探しにきたのだ 「おーあったあった、懐かしいなーおい」 そして俺はそれを段ボール箱に詰め1階の居間へと一直線で向かった ―――1階 居間――― 「待たせたな!餡子ブレイン共!!」 俺は戻ってきた段ボール箱を小脇に抱えて そして期待に胸膨らませながらテレビ台の下を覗いてみる 「律儀な奴等だ、本当に待ってやがった・・・って、ん?こいつら寝てる?」 「ゆー・・・ゆー・・・」 俺がいなくなって緊張の糸がほぐれたのだろう、俺がこの部屋から出て行った時と同じ場所で寝息をたてている なんとも微笑ましい光景だろう、まあ俺の顔からはどす黒い笑みしか出てこないが。 これから起こることを想像しながら俺は例の物を段ボール箱から取り出す それは今子供達の間で再ブームが巻き起こっている注目の玩具、超高速回転ゴマこと「ベイ○レード」だ!! 俺はベイをセットしテレビ台の下をめがけて・・・・ 「ゴーシュゥゥゥト!!!」 勢い良く発射されたベイはするりとテレビ台の下に潜り込む!! いやー子供の時こうなるとテンション下がったよなー(笑) 「ゆ!ゆっきゅりちていっちぇね!」 お、子れいむが起きたようだ。ラッキー 「ゆ?ゆっきゅりちていっちぇね!!」 ヒュオオオオオオオオオオ 「ゆっ!ゆっ!ゆっきゅりちていっちぇね!!」 ヒュオオオオオオオオオオ 「ゆっ!!ゆっきゅりちちぇないこだにぇ!!」 ヒュオオオオオオオオオオ 「ゆうううう・・・・!むぢじないでにぇ!!」 ヒュオオオオオオオオオオ 「ゆぐ!!ゆっくりちちぇないこはゆっくりちね!!」 ヒュオオオオオオオオガガガッ!!! 「ゆびゅおおおおおおおおおお!??」 じびじびびびびびいびびびびびいびびびび!!! 「ゆっぎゅりやめちぇねええええ!!いぢゃいよおおおおお!!」 じばばばばばばばばっ・・ガっ・・ガ・・・・しゅるるるる 「ゆぎゅ・・・!ゆっぎゅ・・・り・・じた・・・けっかがこ・・りぇ・・・だ・・よ」 俺はテレビ台の下を覗き込む そこには餡子まみれのベイと皮がズタズタになっている赤れいむが転がっていた 「あれ?死んじゃった?早いなー次はガ○アドラグーンでいこうとしたのに」 「ゆああああああ!!?でいぶのあがぢゃんがああああああ!!?」 おお、母れいむも目を覚ましたらしい それを皮切りに次々と赤ゆっくりが目を覚ましていく 「おかあしゃんな~に?」 「おかあしゃんのしぇえでめがしゃめちゃったんだぜ~」 「みんなああああ!!でいぶのあがぢゃんがあああああああ!!」 「ゆ・・・?どこにもいにゃいよー?」 「なにいっでるのおおおおお!!ごごにいるでじょおおおおおおお!!」 「ゆ!ちぎゃうよ!しょれはあまあましゃんだよ!!おかあしゃんどきょでみちゅけたのー!」 くっくっく、赤ゆっくりが気づかないのも無理は無い、 先程のベイによってゆっくり同士が判別しあう為のリボンもズタズタなのだ、 赤ゆっくりの少ない餡子じゃそれが兄弟だと言っても分かるまい。どうみてもあまあまさんだしな よし!ダメ押しで 「それはねー、お母さんが赤ちゃんに黙ってあまあまさんを食べようとしているんだよー」 「ゆっ!?じゅるいよおかあしゃん!!」 「まりしゃたちにもわけるんだじぇ!!」 赤ゆっくり達は次々と元赤れいむを咀嚼し始める 「どうじでぞんなごどずるのおおおおおおお!?」 「むーしゃ、むーしゃ! ちあわちぇー!!」 「うっめ!めっちゃうっめ!!」 「ゆああああああああ!!でいぶのあがぢゃんがああああ!!」 他の種より母性本能がたかいれいむの事だ、精神的なダメージは計り知れないだろうな 「ゆうう!!おいちかったー!」 「こりぇでまたゆっくりできるじぇ!」 「あああああああ・・・・」 「やあ、君達!ゆっくりしてるかい!?」 「ゆ!まけいにゅのおじちゃんだー!!」 「ゆっゆっゆ!しゃんかいまわってわんっていいたきゅなっちゃの!?ばきゃなの!?」 完全に勝った気でいるなこりゃ、まあいいけど。ほらほら後ろでお母さんムンクみたいになってるぞ 「君達にプレゼントがあるんだよ!受け取ってくれるかな!?」 プレゼントという単語で赤ゆっくり達は目を輝かせる 「ゆ!ぷりぇじぇんと!?」 「はやきゅっ!はやきゅちょうだいにぇ!!ぐじゅはきりゃいだじぇ!!」 「まけいにゅのくしぇにきがききゅね!!れーみゅたちのどれいにしてやっちぇもいいよ!!」 『ゆっゆっゆっゆっゆ!!!!』 そんな赤ゆっくり達は無視してベイをセットする。 「どうしたの!?りぇーむたちのことばがわかりゃないにょ!?ばかにゃの?ちぬの?」 「ぐじゅでのりょまでまけいにゅなんてどれいでもいらにゃいよ!!」 『ゆっゆっゆっゆっゆ「ゴオオオオシュウウゥゥゥウト!!」 俺のが放ったベイは魔法の様にテレビ台へ吸い込まれていく 「ゆゆっ!なんかきちゃよ!!」 「ゆ~♪とっちぇもきりぇいだよ~」 「ゆ!ゆっくりちてにぎゃああああああああああああ!!」 「あがぢゃあああああああん!!!」 「じぇんじぇんゆっぎゅりでぎにゃいよおおおおおおお!!」 容赦なく赤ゆっくりの皮を削るベイ、やっぱガ○アドラグーン強ええ 「ゆ!!りぇーむはまりしゃのためにゆっきゅりたてになっちぇね!!」 「まりじゃひどいいいいいいいぷばっ!!びゅるうううううううう!!!」 お?あの赤まりさ赤れいむを盾にしてやがる。やっぱりまりさは生まれたときからクズなんだな 母れいむにいたっては・・・・直視に耐えない顔してるぞ 「ゆ!!まきぇいにゅはさっさとかわいいまりしゃをたしゅけるんだじぇ!!」 ぶはっ!俺に助けを求めてるよwww 「いやー、助けてあげたいのはやまやまだけどその頼み方はどうかなあ?」 「いいからさっさとまりしゃをたしゅけるんだじぇ!!このぐじゅ!!!」 すかさずもう一個のベイをゴーシュート 「ゆううううう!!おべがいじばじゅうう!!ばりじゃをだじゅげてくだじゃいいいいいいい!!」 その顔は涙やら鼻水やら良く分からん液体やらでひどい有様だ 多分嘘泣きだろうけど 「ばりじゃはうすぎたにゃいぶたでしゅううううう!!だがらだじゅげてくだぢゃいいいいいいい!!」 「駄目、15点。グズまりさはゆっくりしてから出直してきてね!」 そう言い放つと俺は3つ目のベイをシュートした 「ゆうううう!!まりじゃのがわいぢゃがわぎゃらないなんでせんすのにゃいまげいにゅゆげおおおおおおおおおおおおおお!」 ベイが赤まりさの後頭部をとらえた、スカッと爽快!! ぶぢっぶぢぶぢ!! 「ゆびょああああああ!!ばりじゃのがわいいかみのきぇぎゃああああああ!!」 髪の毛がベイに巻き込まれて何本かちぎれてる、つくづく軟弱な生き物だな。 「グズで負け犬なまりさはゆっくり死んでね!!」 今のはもちろん俺である 「ゆがああああああ!!わがりまじぢゃあああああばぎぇいぬでいいでじゅうううううう!!だがらだじゅげてえええええ!」 「負け犬は負けているのがお似合いさ!そこでゆっくりボロ雑巾になってね!」 そう言うと俺は4つ目のベイを赤まりさにロックオン! 「ゴオオオオシュウウウウトオオオオ!!!」 「ゆぎゃあああがっ!――――――――」 ベイは大きく開いた赤まりさの口の中へ入っていった 勢いのついたベイはそのまま赤まりさの口内を切り刻む 「ごえええええええええ!!あああおおおおおおおお!!!!」 「おがああがががっがあっががががっがっががががっが」 何かおかしいなと思ったらこいつはう段がしゃべれねえんだwww 口閉じたら口内ミンチだしな、 「も・・・っど・・ゆごあがあががっががっががあがががああがっが!!!」 あーあ、ゆなんて言ったらそらそうなるわ 「ゆがあああああ!でいぶのあがぢゃんをがえぜええええええ!!」 唐突に親れいむが俺の脚に突っ込んできた ちょっとよろけちまった、それにしてもまだいたんだなこいつ 「うがああああ!!おまえなんがじねえええええ!!」 目が血走っている、おおこわいこわい でもこのまま放っておくと自殺しそうなので メロンとかを包んでいるあの網(フルーツキャップというらしい)で親れいむを包んで紐を通しハンガーに吊るしておいた 「がああああ!!おろぜえええええええええ!!」 テレビ台の下は餡子だらけなので蟻がたかる前にちりとりとモップで回収する、親れいむは無視。 でもあんまりうるさいのでちりとりに集めた赤ゆっくりの残骸やホコリや虫の死骸などを全部親れいむの口にぶち込んだ 「ほら、お前の子供だ食え(?)」 「ゆごおおおおお!!がほっ!!がほっ!!おぐええええええ!!」 親れいむは当然咳き込んだり吐き出そうとしたりするのでホッチキスで口をとめる 「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」 親れいむはなんとか我が子(の亡骸)を吐き出そうと身をよじっている、美しい家族愛だな。関係ないけど そんな親れいむを尻目に俺は次の場所へと足を運んだ 残りゆっくり 12匹 残り時間 2時間15分 まだまだ続く ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― こんにちわHILOです。 これが2作目となりますが改めて見直してみたらテンポ悪かったですね、すんません 本当は3話位で完結させようとしたんですけど・・・・ それとベイ○レードについて説明不足というご指摘がありましたので修正しました とりあえずこのSSに目を通して頂きありがとうございます。 今後とも _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_-''" `> ゆ・・・!ゆっくりできないよ! <ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ :__ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、:_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7´ .. .、ン、: rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/≧- -─==', i :r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! Σiヾ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | :!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' i (◯), 、(◯) | .|、i .|| :`! !/レi' (◯), 、(◯)Σ'i !て ,rェェェ、 ". 「 !ノ i | :,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ',.く |,r-r-| . L」 ノ| | : ( ,ハ |,r-r-| 人! :||ヽ、 `ニニ´ . ,イ| ||イ| / :,.ヘ,)、 )>,、_`ニニ´_,.イΣハ ル` ー--─ ´ルレ レ´: その3 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1483.html
*警告* 何も悪いことをしていないゆっくりがゆっくりできなくなります。 まりさの口調がおかしいですが、人工飼育ゆっくりなのでご容赦下さい。 食べ物を粗末にしているように見えますが、あとでスタッフがゆっくりいただきました。 「ゆっくり〜、ゆっくり〜」 うららかな昼下がり。つづらを背負った男をもっちりしたなまものが呼び止めた。幻想郷のどこにでもいる紅白まんじゅうのゆっくりれいむである。 「おじさんはゆっくりできるひと?」 男は頷いて腰の包みから小さなまんじゅうを取り出すと、二つに割って片方を放ってやった。れいむはゆっくり種ならではの柔らかい身体をいっぱいに使ってお口で空中キャッチ。一口に頬張る。噛みしめた途端に口いっぱいに広がる、今まで食べたこともない、しあわせーな味に、れいむは涙まで浮かべて歓喜の声をあげた。 「む〜しゃ、む〜しゃ、しあわせー!」 手の中の残り半分、黒い三角帽子は生八ツ橋。しっとりした上品な甘みにこれまでの疲れも吹き飛ぶというもの。男はつづらを背負い直すと、もっと欲しそうな顔をしているれいむに微笑んだ。 「今年で一番ゆっくりしているゆっくりを決める大会があるんだが、一緒に行くか?」 「れいむはもりでいちばんゆっくりしているよ! れいむがいけばゆうしょうだよ!」 つづらを背負った男の脇を、ぽよんぽよんとゆっくりが跳ねながらついていく。 「さっきのあまあま、もうひとつちょうだいね!」 一人と一匹の奇妙な道行きは小半時ほど続き、やがて里の外れの特設会場に辿り着いた。 受付の娘が男の差し出した書類に判を押し、かわりに参加証を渡す。 「はい、腋厄食品、鬼意さんですね。今年もご参加ありがとうございます」 「あ、こいつも参加させてやりたいんですが構いませんか?」 男は参加証を首からかけると、足下でゆっくりしていたれいむを抱えてカウンターに載せ た。ヒャア、と口だけ動かしてみせる男に、ああ、と合点した様子で受付嬢も頷いた。 「可愛いれいむちゃんですね。お名前は?」 「ゆっ、れいむはれいむだよ!」 ゆっへん、とふんぞり返るれいむに、受付の娘は袖口で口を隠してころころ笑う。 「はい、どうぞ。この参加証は大会が終わるまでなくさないでね?」 「とってもゆっくりしたかざりさん! だいじにするよ!」 受付嬢はふてぶてしいクラシックゆっくりのれいむとまりさが描かれた札の、縁のトゲトゲも鮮やかなフキダシに筆を走らせ、絵を夢中で眺めていたれいむのリボンに結わえた。後ろにつけられて本人には見えないが、書かれた《野生でいぶ》の文字に、書いた娘もれいむを連れてきた男も、笑いをかみ殺すのに一苦労であった。 「ゆっ、おじさん、ゆっくりしたふくろさんだね!」 「中身はもっとゆっくりしているぞ。なんせ、一年かけて育ててきたんだからなあ」 広間の長机につくと、男は後生大事に背負ってきたつづらを下ろすと、中から風呂敷包みを取り出した。風呂敷に興味津々で、隣で跳ねているれいむににやりとすると、男は結び目をほどいて広げた。その頬の色つやといったら。さらさらの髪の綺麗なこと。柔らかそうで、汚れ一つない黒いとんがり帽子のゆっくりしていること。森で育ってきたれいむは、眼前でゆぅゆぅと寝息を立てている、信じられないほどゆっくりした美ゆっくりに白目を剥いて固まった。プロの手で育てられたゆっくりと野生の違いであり、野生のゆっくりが人間にゆっくりさを求めて人里に引きつけられるのも当然のことである。まりさは、包みから開放されたことにやっと気付くと、目をぱちぱちさせてゆっくりモーニングの声をあげた。男も鷹揚に頷いてゆっくりおはようの挨拶を返す。 「おじさん、おはようなんだぜ! きょうもゆっくりしているのぜ?」 「おはようまりさ。今日は大会だから、俺の分も存分にゆっくりしていってくれよ」 「ゆっゆっゆ、まりさはおじさんのためにゆっくりするのぜ!」 「すっごくゆっくりしたまりさだね!」 「おじさん、このれいむはだれぜ?」 「れいむだよ! ゆっくりしていってね!」 気持ち悪く頬を染めてゆにゆにともじもじしているれいむに、きょとん、とした顔のまりさ。プロによって育成されたまりさにとって、刷り込みや躾で何度となく見てきた野生ゆっくりは、同じゆっくりであってもゆっくりできないもの。直に見る野生れいむに、まりさはもにょりと男を見上げた。構わず男はすっと会場の中央を示す。 「ライバルがいたほうがいいだろう?」 男が指さした先、会場中央には、畳一畳ほどのパネル。劇画タッチで描かれたゆっくりれいむと、燦然と輝く「ゆっくりできるけん いちねんぶん!」の文字。 「あれこそ一番ゆっくりしているゆっくりに与えられるゆ〜勝の賞品」 「ゆゆぅ! れいむがいちばんゆっくりしているよ!」 「あのすてきなおさつはまりさがいただいていくのぜ!」 「あら、何を騒いでいるかと思えば、万年四位の腋厄食品さんじゃありませんこと?」 「わかるよー、こそどろとでいぶはゆ〜しょうできないんだねー」 手提げ籠にちぇんを入れて通りがかった女の声に、男は顔を歪めて振り返った。扇で口元を隠し、女は目を細めて笑う。 「今年のまりさはひと味違う、そうでしょう? 去年も伺いましたもの」 「わかるよー、つぶあんなんだねー」 せいぜいお足掻きなさいな、と言い残し、ぱちりと扇を閉じて立ち去る女の、甘やかな香 りだけが後に残されていた。 「ぷんぷん! とってもしつれいなおばさんだね!」 後ろ姿を膨れて威嚇しているれいむに、男は苦笑する。 「何が何でも、あのちぇんに勝たないと優勝できないからな」 「それでは幻想ゆンクール、審査開始です」 かくして、ゆっくりコンクールは幕を開けた。第一審査は皮の弾力性。生地の食感なくして、美味しいまんじゅうなどあろうはずがない。前年度優勝のデータをもとに作り上げられた、驚異の審査用マシン『スーパーのびーるくん?号ダッシュターボ』がその魁偉な姿を現す。軽快な駆動音とともにアームが伸び、次々にゆっくりの頬をつまんでは捻り上げる。会場には和やかな談笑と、頬を引きちぎられて脱落していくゆっくりの絶叫が響く。 「ゆっくりひっぱあえうよ!」 「おお、のびるのびる」 もっちりしっとり生地であれば、この通りほっぺが伸びるだけで、ちぎれたりはしない。 「ゆ゙ぎゃ゙あ゙あ゙あ゙っ」 だが、質の悪いゆっくりの皮は簡単に破れてしまい、このありすなどは、頬が三分の一ほどちぎれて、流れ出た中身のカスタードに目玉が浮いて恨みがましい視線を送っている。 「ゆ゙、ゆ゙っくりできないよ!」 引っ張られるうちに皮が破れ、具が溢れて痙攣している隣の机のゆっくりゃを目の当たりにし、ガタガタ震えるれいむを男はがっちり掴まえる。この怯える姿を見るためだけに、わざわざ野生のゆっくりを連れてきたのである。逃がす筈などあるものだろうか。次第に近づいてくる機械の腕に、れいむの恐怖は有頂天。 「ほら、まりさは平気だろう?」 「ゆふぅ、もっちりー!」 アームから開放され、ぶるん、と震えるまりさ。雪辱を期して、持てる知識と技術の全てを注ぎ込み、丹誠込めた自慢のゆっくりまりさが一次審査などで脱落するはずもなく、男は顔をほころばせる。しっかり頭を掴まれて身動きできないれいむの頬を、機械が無慈悲に抓み、ぎりぎりとひねりながら引き延ばしていく。生まれて一度も体験したことのない痛みに、れいむは滂沱の涙を流して悲鳴をあげる。その愉快な悲鳴に、会場から惜しみない拍手が送られた。 「ゆ゙あ゙あ゙あ゙あ゙! い゙だい゙い゙だい゙ぃ゙!」 男の見立て通り、れいむの生地は野生にしては上質のようで、幸か不幸かちぎれることはなかった。赤く腫れ上がって涙をぼろぼろこぼすれいむを、男は優しく撫でてやる。 「おじさん、ひどいよ! れいむとってもいたかったよ!」 「ははは、でもまりさはゆっくりできているぞ?」 「ちょっとのびちゃったのぜ」 「ゆぐぐ……」 少し伸びてはいるものの、次の審査までには治りそうなほっぺのまりさを睨みながら、れいむはひりひり痛む頬に苛まれるしかなかった。参加全ゆっくりをつねり終えて職務を果たした『スーパーのびーるくん⑨号ダッシュターボは会場の袖に片づけられ、次の審査用具が運び込まれた。第二審査は皮の強度。前年度優勝データをもとに改良された、特殊な素材の板で、最適な力と角度で対象を殴打する素晴らしいメカ『スパン☆KING 09』である。見るからにゆっくりできそうにないその姿に怯え、泣き始めるゆっくりもいたが、優勝賞品のゆっくりできるけん いちねんぶん! はその恐怖を乗り越えるに値する餌だった。ゆんゆん泣いていた何匹かのゆっくりが泣きやむ頃に、大会準備委員がグッ、と親指を立てた。第二審査の開始である。次々に小気味よい音が上がり、会場にゆっくりたちの絶叫が響く。保持具で固定されたゆっくりに、勢いよく板が叩きつけられていく。これは柔らかいだけで伸張試験を通った質の悪い生地や、柔らかすぎて食感の悪い具材を使ったゆっくりをふるい落とすための審査である。ばぢん! と鈍い音をたてて、向こうでゆめーりんが爆ぜた。肩を落とす職人をよそに、衝撃で射出される目玉に、やんややんやの大盛り上がり。だが食材に貴賤はない。その隣のゆっちゅりーは苦心の程があったようで、目こそ回しているものの、見事に第二審査を通っていた。あの柔らかい生地をよく作り上 げたものだと、男はパティシエールの手腕に舌を巻いた。 「ゆべし!」 したたかに打ち据えられるまりさをよそに、机から飛び降りて逃げようとするれいむを、男は準備委員に手渡した。暴れるれいむを粛々と機械の保持皿に置き、手早くこめかみと頭頂部を万力の様にがっちり固定。 「や゙め゙でね゙! でい゙ぶを゙ぶたな゙い゙でね゙! いたさん、ゆっぐりじでゆ゙ぶ!」 哀願虚しく、その顔に正面から板がめりこんだ。板が戻ると、れいむの顔には見事な赤い長方形が刻まれていた。 「ここはゆっくりできないよ! もうおうちかえる!」 「ゆ、ゆふぅ、れいむがかえれば、ゆっくりできるけんはまりさのものなんだぜ」 少し平べったくなっているが、生意気そうににやりとするまりさ。ゆっくりできるけん!その魅惑の単語には、顔面が凹んだれいむも黙らざるをえない。 「れいむがゆっくりできてないだけじゃないかな? 見てごらん。あの人はあんなにゆっ くりしてるだろ?」 「おふぅ! んほぉおおおお!」 全ゆっくりの試験を終えた『スパン☆KING 09』に尻を突きだしてヘブン状態の審査委員長もまた、粛々と片づけられた。その間に、審査に通った参加者の机に、白い皿が並べられていく。 「ゆっへん! ゆっくりできるけん いちねんぶん! はまりさがいただくのぜ!」 「ゆぐぐ……もうゆっくりできないこと、ない?」 「よしよし、がんばったなまりさ。れいむ、次で最後だぞ」 「ゆ〜っ、ゆっくりがんばるよ!」 ゆっくりまりさは皿にぽいんと飛び乗り、誇らしげに振り向く。男は満面の笑みでまりさを撫でてやると、れいむをつかまえて皿に載せた。 「最終審査は試食です」 書いた物リスト ゆっくりいじめ系464 森に魚を求める 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会? ゆっくりいじめ系540 ゆっくり水雷戦 その他 ゆっくりの手引き? ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ小ネタ259 緩慢しんぼ?
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1798.html
登場キャラクターはゆっくりのみとなっています 見づらくなることを考慮して全部漢字を使います。 かなりグロ表現あり、ダメな方はユーターン スペックの高いれいむがでます すっきりできない可能性があります 初投稿になります 森の山奥、ここには人間が放棄した研究施設があった。 ここを、ドスを中心とするゆっくりの群れが罪を犯したゆっくりを処罰する刑務所として使っていた。 だが刑務所とは名ばかり。 ドスに逆らったゆっくりを収容し、逆らうゆっくりに対し大量殺ゆっくりを行なったり、洗脳したり 自分の群れが最高のゆっくりの群れとなるべく、ゆっくりによる改造実験が行われる地獄のような 施設であった。 そしていつからか、この施設は群れのゆっくりたちからこう呼ばれるようになった。 『施設』と 死のゆっくり ゆっくりれいむとゆっくりまりさの夫婦はここ最近この格好のゆっくりプレイスに引っ越ししてきた あつあつな夫婦であった。 以前住んでいた巣では子供を育てるのには面積が圧倒的に足りなかったため、数日前にここへ 引っ越しを済ませたその日にため込んでいたすっきりをし、昨日の昼ごろ、待望の赤ちゃんを無事出産した。 れいむ種3、まりさ種2の計五匹だ。 「「ゆっくりおはよう!!」」 「「「「「ゆっきゅりおはよう!!!!!」」」」」 母役であるゆっくりれいむは幸せであった。 引っ越し早々にこんな素晴らしいゆっくりプレイスを伴侶のまりさと見つけることができ 子宝に恵まれた。これで幸福でないという方が難しいであろう。 伴侶のまりさは朝の挨拶を済ませると早々に狩りへ行き、家はれいむと赤ちゃんたちだけになった。 まりさがいない間、れいむは生まれたばかりの赤ちゃん達にこの世がいかにゆっくりできるかを 教えていた。 「いい?ゆっくりはこの世でもっとも崇高で素晴らしい生き物なんだよ!! 他の生き物はゆっくりに仕える事が最高の幸せなんだよ!! おちびちゃんたちも他の生き物達にゆっくりつかえさせてあげてね!!」 「「「「「ゆっくちりかいちたよ!!!」」」」」 れいむはこのようにして子供たちに教育していた。 この子たちの将来はおそらく畑の肥料だろう。 れいむが赤ちゃん達に教育をしていたその様子を一匹のゆっくりが見つめていた。 「・・群れに届け出がないゆっくり・・・ドスに報告だよ」 その夜、れいむ一家は未だ帰ってこないまりさに心配しつつ、お腹を空かせていた。 食糧はため込んでいたとはいえ、食欲旺盛な赤ゆっくりが五匹もいればあっという間に 食いつくしてしまう程度しか溜まっていなかった。 昼ごろにはれいむ一家はまりさが帰ってくると踏んで食いつくしてしまった。 ぐずる子供たちを、れいむはす~りす~りして慰めていた。 「ゆ~!!おなかちゅいたよ!!ごひゃんちょうだいねぇ!!」 「ちょうだよ!!まりちゃがきゃわいきゅにゃいの!!」 「「「はやきゅごひゃんちょうだいねぇ!!」」」 「ゆ~・・まりさ、はやくかえってきてね・・」 赤ゆっくり達が癇癪を起し、困りきったれいむがまりさが早く帰ってくるように祈っていると 誰かがお家に入ってきた。ゆっくりみょんだった。 無断で入って来たことにれいむはイラっと来たが押さえてみょんの前に立った。 「みょん!!お前達が最近引っ越ししてきたれいむ一家だね!!」 「ゆ!!そうだよ!!みょんはご近所のゆっくり?」 みょんは険しくしていた顔をより一層険しくして 「ちがうよ!!みょんはここ一帯を取り仕切っている群れの幹部だよ!! いくつか質問があるからゆっくりこたえてね!!」 一体何を聞いてくるのだろうかとれいむは思ったが、まあどうせ大したことは聞かないだろうと思い 素直に質問にこたえることにした。 みょんの顔を見て怖がっている赤ゆっくり達には怖くないよと伝え、お家の奥に行かせた。 「みょん!!いい心がけだよ!!では第一、れいむは群れにお家を作った報告をしたか?」 「ゆ?れいむ達は群れに入るつもりなんかないから報告なんてだしてないよ!!」 このれいむは引っ越しする前、別のドスの群れにいた。 このドスはすっきり制限やら食糧制限やらを設けてれいむはあまりゆっくりできなかったため、 今後はドスの群れには入らないと決めていた。 「知らないのか?この群れでは敷地内に入ったゆっくりは強制的にドスの群れの一員になるんだみょん!」 「なんなのそれぇぇぇ!!」 理不尽な掟を突き付けられたれいむは思わず叫んでしまった。 それにたたみかけるかのように 「報告を怠っただけでなく一日分の食糧の提供の怠り、すっきり違反、さらにおまえの夫のまりさに よる狩り禁止区域での乱獲!!これはもう見過ごせないよ!!施設送りだよ!!」 「な、なんなのそれぇぇぇぇ!何か怖そうだよ!!おちびちゃん!!ゆっくり逃げるよ!!」 れいむは赤ちゃん達と逃げようと動こうとしたが、お家の入口には群れのゆっくりが待ち構えていた。 「逃げようとしても無駄みょん!!みんな!!軽くのしてから施設へ搬送するよ!!」 「「「ゆ~~!!!」」」 そういうとれいむより体がふたまわり大きいゆっくり達が体当たりをかましてきた。 避けようとはしたがよけきれずまともに食らってしまい、子共々仲良く気絶してしまった。 朦朧とする意識の中、みょんは言った 「お前の夫のまりさも先に施設でゆっくりしているから家族仲良くゆっくりするといい!! ゆっゆっゆっゆ!!」 ここでれいむは意識をなくした。 ―ーーーーーーーーーーーー れいむが目覚めると、そこはいままで見たこともない所だった。 壁や床はレンガづくりのためか一切の温度を吸収することなくいつも冷たく、 檻で完全に閉じ込められており、愛すべき赤ちゃん達の姿が全く見えなかった。 そして檻の外から様子から様子を見ると、同じようにあの群れゆっくりに捕まったと思われる ゆっくりがいた。 「ゆえ~~ん!!怖いよぉぉ!!ここから出してぇぇぇ!!! 「まりささまをとっととここから出すんだぜ!!でないと後悔するんだぜ!!」 れいむは同じようにゆっくりがいた事を知ると同時に、愛する子供と夫がどこかにいるのでは ないかと考え始めた。そう思った次の瞬間には、れいむは叫んでいた。 「おちびちゃぁぁぁん!!!まりざぁぁぁ!!どこぉぉぉぉ!!!ゆっくりお返事してねぇぇ!!」 そう檻の外へ呼びかけたものの、それにこたえる声は無かった。 他のゆっくり達にかき消されていたのだ。 「おちびちゃん・・・・返事じてね・・・・」 れいむはわが子の身を案じつつ、部屋の片隅にいつの間にか放り込まれた 食事を食べた。とても苦い草だった。 「む~しゃ、む~しゃ・・・・不幸せ~~・・・」 れいむはわが子を助けるその時に備えるため食事を我慢して摂り、 床についた。 その晩見た夢は、いつも夢に描いていた家族で過ごす楽しい一時の夢であった。 翌日 目が覚めると、れいむの入れられている牢の前に一匹のれいむがいた。 周りに2~3匹のゆっくりがいたことからこのれいむはこの施設の偉い人なのが分かった。 れいむはこの理不尽に押しつけられた苦しみをぶつけるかのように叫んだ 「そこのれいむ!!れいむは何も悪い事をしていない良いゆっくりなんだよ!! それなのにおちびちゃんとまりさをこんなところに押し込めて・・・なんの罪悪感もないの!! ゆっくり解放してね!!」 するとれいむはゆっくり目を閉じて 「そうだね、幸せな家族をバラバラにするのは良くないことだよね・・・ ゆっくりごめんなさい」 とれいむに謝罪を始めたではないか。 これにはれいむも戸惑った。 ここに無理やり連れてきて、こんなゆっくりできないところに閉じ込めておいた群れのゆっくりなのに なんでれいむに素直に謝るの?なにか裏があるの? 戸惑ったがれいむは言葉を続けた。 「だったられいむのおちびちゃんとまりさを連れてきて、ここから出してね!!」 「ゆう、ごめんなさい。それは出来ないの・・・」 と申し訳なさそうな顔で謝罪をした。 れいむは顔を真っ赤にして続けた 「何で?悪い事をしたと思うだけなら下等な人間さんでもできるよ!! ばかなの?しぬの?」 するとれいむは涙目になって 「れいむのおちびちゃんとまりさは知らないうちに掟をやぶったかもしれないから 別室で取り調べ中なんだよ・・・・終わったらみんな解放してあげるからお願いだからここで待っててね・・・」 れいむは調子が狂いっぱなしであった。 無理もない、むりやり閉じ込めた相手がこんな調子なのだから。 「だったらゆっくりここでまっててあげるからね!!ゆっくりしないではやく出してね!!」 「すぐは無理だけど、近いうちには出れるからね!! 後、ここから出れるまでにれいむのおちびちゃんとまりさはとてもゆっくりできる ようにしてあげるからね!!出る時にはれいむもとてもゆっくりできるようにしてあげるからね!!」 いささか調子が狂ったが、どうやら早いうちに出れるだけでなく 賠償としてとてもゆっくりできるものをもらえる と踏んだれいむは牢から離れようとしているれいむに 「当然の権利だよ!!出る時にはれいむをとてもゆっくりできるようにしてね!!」 と言った。 れいむは満面の笑みで答えた。子供っぽい純真な笑顔だった。 それから五日後・・・・ あの時のれいむが以前来たときとなんら変わり無い姿で現れた。 この五日間、れいむは三食毎日まずい草で過ごしていたため、相当ストレスが溜まっていた。 そのため、檻の前を看守が通るたびにおいしいご飯をもってこいやらとっととだせと口うるさく騒いでいた。 れいむはあの時のれいむがやってくるなり 「ゆ!!いつまでれいむをこんなところに入れておくの!! はやく出せ!!れいむはかわいそうなれいむなんだよ!!わかっているの!! 馬鹿なの?死ぬの?」 悪態をつきまくるれいむに対し、れいむはにこやかな顔で 「ゆっくり待たせてごめんね!!やっとここからでれるよ!!もちろんおちびちゃんやまりさも 一緒だよ!!」 「あたりまえなんだよ!!悪いと思っているなられいむを出してね!!さっさとしてね!!」 れいむはゆっくりとせずにれいむの牢の扉を開けた。 れいむは自分はかわいそうな被害者なんだぞといわんばかりの顔で 「ゆっくり遅すぎだよ!!お詫びにさっさとれいむをゆっくりさせてね!! おちびちゃんとまりさもだよ!!」 「もちろんだよ!!じゃあれいむについてきてね!!」 こうしてれいむは群れのれいむに案内されて、出口とは違う部屋に連れてこられた。 途中で出口に向かってないことに気づいたれいむはれいむに体当たりをしようとしたが、 いつの間にか四方を屈強な群れのゆっくり達に囲まれており、手が出せなかった。 連れてこられた部屋は何かゆっくりできない臭いがあった。 辺りを見渡すと、壁一面に見たこともないような生き物が不気味な声を上げながら叫んでいた。 「ゆぶぅぅぅぅ!!!」「YUYUYUYYUYU!!」 その生き物はどれもまったくゆっくりしていなかった。 ある生き物は頭と頭がくっついており、まりさ種独特の帽子を一つかぶっていた。 ある生き物は体全体から目玉が生えていた。この生き物は頭にちぇん種独特の帽子をかぶっていた。 いままで見たこともないような不気味な生き物にれいむを泣き叫んだ。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!なにごれぇぇぇぇぇぇ!!」 「何ってひどいよ!!みんなとてもゆっくりしているのに」 群れのれいむがしゃべった。 「ゆっくりあのちぇんをみてね!!あの子は生まれたときおめめがなかったんだよ!! きっとお母さんが妊娠中に茎さんを折っちゃったんだね でもね、かわいそうだかられいむが永遠にゆっくりしちゃったゆっくりのおめめを入れてあげたんだよ!! 一個や二個うめてもおめめがなおらなかったから、たくさんれいむがいれてあげたの おかげでみてよ、あんなにゆっくりした姿になったんだよ!!」 そのゆっくりしているはずのちぇんは「ちぇんはゆっくりしてるよー」と こわれたオルゴールのように何度も同じ言葉を言っていた。 「ほかにもあのまりさ!!あのまりさはね群れでいつも悪いことをする良くないゆっくりだったんだよ!! でもね、れいむがそんなまりさの核をくっつけちゃったらあんなにおとなしい良い子になったんだよ!! ゆ!!ここからじゃわからないと思うけど、まりさの頭を核が見えるまで切って、 そこから二人の頭をくっつけたんだよ!!途中でちょっと切りすぎちゃったけど近くに転がっていた 木さんで補強したらうまくいったんだよ!!すごいでしょ!!」 そのまりさだが、顔は苦痛に満ちており時折か細い声で「ころして」と言っている。 補強に使った木の棒が二人の中枢餡子に刺さった状態になり、ぎりぎり死なない辺りで止まっているようだ。 おそらくこの二匹は、今に至るまで死んだ方がましともいえる苦しみを味わっているのだろう。 群れれいむは自分がいかにゆっくりをゆっくりさせているかを延々と話した。 その内容はれいむのしたの方にあるダムを崩壊させるのに十分な破壊力だった。 切る・埋め込むは当然で、他にも移植・毒物などをも使用していた。 うっかり失敗して永遠にゆっくりしちゃったゆっくりは、ゆっくりしてもらうために ばらばらにしてパーツにして他のゆっくりに埋めているという下りでれいむは少し吐いてしまった。 その間、れいむは以前れいむに見せた時と同じ、子供っぽい純真な笑顔だった。 れいむは確信した。 このれいむは良いゆっくりじゃないよ!!ゆっくりを死に追いやる死のゆっくりだよ!! おちびちゃんとまりさを助けてはやくここから出ないと!! れいむは延々と話し続けるれいむの話に割り込むようにしゃべった。 「れいむははやくここから出たいよ!!おちびちゃんとまりさも一緒にだよ!! だからはやく連れてきてね!!」 延々としゃべっていたれいむは少し驚いた顔になったが、すぐに笑顔に戻って 「ゆ、そうだったね!!ごめんね!!れいむうっかりお話に夢中になってたよ まりさとおちびちゃんをゆっくり連れてくるね!! みんなとてもゆっくりできる姿だから安心してね!!」 今このれいむはなんて言った。ゆっくりできる姿?そんなまさか・・ れいむのいやな予想は的中することになった。 群れれいむが連れてきたゆっくりは6匹だった。 だがどれも尋常でない様子であった。 長女れいむは足のかわりに別のゆっくりの頭が移植されており、一切の歩行ができなくなった。 その頭が原因で、さかさまの絵となっていない絵を同時に見ることになり、 吐くと吐いた物を食べるの繰り返しを長女は繰り返していた。 次女れいむは口にあたる部分にあにゃるがあり、口にあたる部分があにゃるにあった。 口を動かそうとしたらまむまむがうごき、しーしーをしようとしたらくちからしーしーが・・ くちからしーしーを吐きだす不快感から、れいむは泣き続けていた。 長女まりさは目以外の五感が破壊されており、涙だけで自分の今の状態を表現していた。 次女まりさは耳以外の五感が破壊されており、ひたすら泣きわめいていた。 三女れいむは中枢餡子と生存ぎりぎり分の餡子と皮以外何もなくなっていた。 いわゆる完全な饅頭になっていた。頭頂部にかかっていたリボンがなかったら識別できなかっただろう。 そして夫にあたるまりさは五感すべてを完全に破壊され、足も使い物にならなくなっていた。 みな死んではいなかったが三女れいむだけは反応したくても反応ができなくなっていた ため、れいむはこの二匹は永遠にゆっくりしてしまった、と判断した。 家族の変わり果てた姿にれいむは気絶しかけた。 そんな様子に気づかなかったのか、れいむは満面の笑みで話を始めた。 「どうれいむの家族は?みんなとてもゆっくりできているでしょう!! みんなゆっくりできてるあまりに吐いたり、感動の涙を流しているよ!! 一番おちびちゃんのれいむはちょっと失敗しちゃったけど大丈夫だよ!!まだちゃんと生きてるよ!!」 れいむは右から入った情報が左から出る状態になっていた。 幸せだった家族がほんの数日でめちゃくちゃにされたのだ、無理もなかった。 だが、少しづつ現実を受け入れ始めると顔がだんだん真っ赤になっていき、しずかにしゃべりだした。 「どこがゆっくりしているの?みんないたいいたいでないているのが分からないの? ちょっと失敗しちゃった?ふざけないでね、れいむとまりさの愛の結晶を殺しておいて何? ちょっと失敗しちゃったじゃないよ・・・・」 れいむは深呼吸をすると、目をカッとひらき、叫んだ 「でいぶのぉおちびじゃんをがえぜぇぇぇぇぇ!!!ぐぞでいぶぅぅぅぅぅ!!!」 怒りに身を任せ、体当たりをかまそうと猛然と突進をするも、周囲にいた群れのゆっくり達に 簡単に取り押さえられた。 ひどくなれた手つきで、群れゆっくり達は怒り狂ったれいむを部屋の奥にある部屋へと連れて行った。 その部屋は人間が残していったと思われる手術道具が台の周辺に転がっており、 台にはゆっくりを拘束するために用意したであろう拘束具がついていた。 その台を囲むようにカスタードや餡子、クリームがあっちこっちに散乱していた。 「ばなぜぇぇぇ!!でいぶをばなぜぇぇぇぇぇぇ!!!!」 群れゆっくりによって台に拘束されたれいむはひたすらあんよを暴れさせながら叫んだ。 そこに白い布のような物を身につけたれいむがやってきた。 「怖がる必要はないよ!!これからとてもゆっくりできるようにしてあげるからね!!」 そういうと、側近のゆっくりが饅頭になってしまった三女れいむをもってきた。 ピクピク震える饅頭を、れいむは近くに転がっていたメスで切りつけ、傷口から中枢餡子をえぐりだした。 ピクピク震える不気味な饅頭の震えは、同時に止まった。 「失敗しちゃったおちびちゃんがかわいそうだと思うよね!! おちびちゃんがとてもかわいそうだよね!!でも大丈夫!!れいむがれいむとおちびちゃんを 永遠に一緒にしてあげるね!!とてもゆっくりできるでしょ!!」 つまり、このれいむはれいむの中枢餡子の付近に三女れいむの中枢餡子を埋め込むというのだ。 それを悟り、必至に暴れるも、無駄な抵抗であった。 「大丈夫!!すぐすむからね!!」 そういうとれいむは咥え直したメスでれいむの頭を切った。麻酔なしで。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」 数分後 「ゆ~~ん、また失敗しちゃった!!」 れいむは頭を切るところまではうまくいったが以外に切り口が浅く、 中枢餡子がどこにあるかとついメスを深く入れて頭を穿ってしまい、中枢餡子を破壊してしまったのだ。 れいむは死ぬその瞬間まで地獄の苦しみを味わったのであろう、般若のような顔で死んでいた。 「でも大丈夫だよれいむ!!ゆっくりが世界を本来の姿に戻す頃には ゆっくりはみんな生き返る術を手に入れているからね!!それまであっちの部屋でゆっくりしててね!!」 れいむは自分の手でれいむの亡骸を未だ電気が通る大きな寒い箱に入れた。 その箱には、ゆっくりの死骸がこの世を憎むかのような顔をしながらぎゅうぎゅうづめになっていた。 エピローグ この群れの長であるドスまりさはまだ成果が出ないのかと待ちわびていた。 「れいむの報告はまだなの・・・はやく成果をだしてよ・・」 身長3メートルの巨体には自然でつく筈がないような傷がたくさんついていた。 傷の中には黒く変色している所があった。 「ドス!!れいむだよ!!ゆっくり開けてね!!」 「ゆ!!どうぞ!!」 れいむがやってきたことを知ると待ってましたと言わんばかりな顔でドスはれいむを迎えた 「ごめんなさいだけど、ドスが一番欲しいゆっくりしたゆっくりはまだできてないよ!!」 「ゆうぅぅ!!まだなの!!」 ドスは顔を真っ赤にした。 「でもね、別の欲しいゆっくりしたゆっくりなら目途がたったよ!! さっそく取り掛かるね!!」 「ゆううううう・・・仕方ないね・・じゃあ今はそっちを優先してね・・・」 ドスはしょげた顔でそう答えた。 「ゆっくり理解したよ!!でも本当にそんなにゆっくりしたゆっくりが必要なの?」 「どうしても必要なんだよ!!」 まりさは真剣な顔でそう答えた。 このドスまりさは幼いころからお母さんからあのれいむと同じような事を学んでいた。 「いい?ゆっくりはこの世でもっとも崇高で素晴らしい生き物なんだよ!! 他の生き物はゆっくりに仕える事が最高の幸せなんだよ!! おちびちゃんたちも他の生き物達にゆっくりつかえさせてあげてね!!」 だが現実はどうだ、ゆっくりに使えるべき他の生き物はゆっくりをいじめたり、食べたり あろうことか殺ゆっくりという大罪まで犯している。 それどころか自分たちをペットとしている生き物もいる!! 間違っている、この世は間違っている!! この世にいるみんながゆっくりする義務を与えられたゆっくりのゆっくりを奪っている。 ゆっくりをゆっくりさせない生き物はゆっくりの一撃で皆殺しにしてやる。 そう思いドスは何度か殺ゆっくりやゆっくりの土地を無理やり奪う悪逆非道な人間を 根絶やしにしようとしたが、何度も返り討ちにあった。 失敗するその度に、ドスは仲間を見捨てて一人で逃げ、別の土地で新たな群れを作っていたのであった。 そして何度も敗北し、落ちのびていくうちに、ドスは考え始めた。 ゆっくりが間違っているんじゃない!!ゆっくりはこの世でもっとも崇高な生き物なんだよ!! それが何でこんな不条理な目にあっているの!! そうだよ、わかったよ!!世界が下劣にもゆっくりの邪魔をして、ゆっくりの地位を 乗っ取ろうとしているんだね!! そんなこと認めないよ!!ドスが世界をゆっくりの手に取り戻すよ!! ゆっくりがすべて平等に正当な権利を得られる本来の世界にもどすよ!! そう決意し、この廃墟となった人間の施設を見つけた。 それからはいつものようにゆっくりの群れを作ったが、今までと大きく違い狂気に満ちたものだった。 ドスの言う事に逆らうゆっくりは世界に身を売ったスパイとして処刑したり、 自分の言うことに順々になるようにゆっくりできないキノコも使って洗脳を始めた。 この群れの幹部のゆっくりはすべて自分の考えに従うように洗脳がなされており、 このれいむも例外ではなかった。 こうして、ドスとドスに従うゆっくりたちによって施設は完成したのであった。 ドスはれいむの報告をうけ、まだ先は長いよねと考えその日は寝ることにした。 だがドスが寝ているその間にも実にゆっくりとゆっくりの逆襲の下準備が着々と進んでいたのであった。 世界をゆっくりの手に取り戻すための力を研究し、それを元に ゆっくり力を手に入れ、手始めに人間を根絶やしにするというドスの願いを叶えるため、 今日も施設からは罠にかかったゆっくりの悲鳴がやむことはなかった。 あとがき 気づいたらやりたい放題になっていました・・・・好き勝手やった結果がこれだよ。 気が向いたらシリーズにしてみようかと考えています。 あ、後クレームの嵐だったら修正するなり削除するなりします。 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/408.html
ある里の近くで、ゆっくり霊夢の一家が住んでいました。 一家は皆キチンとしており、人間の畑も荒らさずにゆっくりと暮らしていました。 「おかーさん、おそびにいええくるよ!!!」 「ゆっくりあそんできてね!! くらくなるまえにもどってきてね!!!」 「おねーしゃんいってらっちゃい!!!!」 「いってきます!! ゆっくりしてくるね!!!」 勢いよくお家から飛び出すゆっくり霊夢。 今日は魔理沙たちと遊ぶ約束を強いています。 こちらの魔理沙一家もキチンとしていて、他の魔理沙のように他人の家に上がりこむことはしません。 二人でくたくたになるまで遊んだ後、霊夢は暗くなる前に魔理沙とさよならして、お家に向かいました。 ……。 「ゆゆ!! おにーさん!! それなぁに?」 俺が近くの永遠亭から一本の竹を貰って帰る途中、一匹のゆっくり霊夢が飛び出してきた。 「これかい? これは七夕に使う竹だよ」 「ゆ? たなばた? それってゆっくりできるの?」 「あぁ、この笹に願い事を書いて吊るすと願いが叶うって言われてるんだ」 「ゆゆ!! おにーさん!! れいむもおねがいしたい!! れいむもおねがいしたい」 「ちょうどいいな、……よし一緒においで!!」 「ゆ♪」 ゆっくり霊夢と連れ立って家路を急ぐ、なんたって今日は七夕だからな。 「ほら、ここが俺の家だ」 「はいっていいの?」 「ああ。遠慮するなよ!」 「ゆ! ゆっくりおじゃまするね!!!」 まぁ、普通のゆっくりよりは礼儀正しいみたいだ。 「おじさんありがとうね!! れいむはゆっくりおねがいしたよ!!」 そうだった、こいつは何かお願いしたいことがあってここまで来たんだっけ。 「それじゃあ、今から飾りつけするから手伝ってくれるかい?」 「ゆゆ!! おてつだいするよ!! だかられいむもおねがいさせてね!!!」 「ああ。いいとも」 何て純粋なゆっくりなんだろうか。 これが並大抵のゆっくりだったら、早く飾り付けしてね!!、って叫ぶ所だと言うのに。 「それじゃあ、これを引っ掛けてくれるかな?」 渡したのは七夕飾り、器用に口にくわえ、俺に抱っこされて笹にかけていく。 「ゆゆ!! おにーさんかけおわったよ!!」 「よし、こっちもお願いね」 「うん♪」 暫く一人と一匹で仲良く飾り付けをしていった、一人でするより大分賑やかだ。 ……うん、なかなか良い出来だ。 「それじゃあ、短冊を書こうか」 「ゆ~? たんざくってなぁに?」 短冊が分からない霊夢に一枚の短冊を見せて説明する。 「これの事さ。ここにお願いを書いて竹に飾るんだよ。さて、文字は分からないだろうから代わりに書いてあげようか?」 筆を持ち直しゆっくりの方へ向き直る。 が、霊夢はなんだか不満そうだ。 「ゆゆ!!! おにーさん!! れいむもじぶんでかきたいよ!!」 「自分で書けるか?」 「うん!! おにーさんそれかしてちょーだい!!」 意気揚々と俺から筆を受け取ったゆっくり霊夢は口にくわえてブッ格好な丸を沢山書きだした。 「何だこの丸? まんじゅうか?」 「ちがうよーー!! れいむのかぞくだよ!! この大きいのがお母さんだよ!!」 別にどっちでも変わらん気がするが、見れば確かに目や口のようなものと髪の毛にリボンが書かれている。 「ふーん。で、これはどういうお願いなんだ?」 「ゆ? !! れーむとおかあさんと、おねーちゃんといもうとたちがずっとゆっくりできますようにっておねがいしたんだよ!!」 ほー家族ね。コイツラらしい。 「あっ! そうだ!! おにーさん!! たんざくもういちまいもらっていい?」 遠慮がちに聞いてくる、別にこんなもん何枚でもくれてやるが。 「良いけど、今度は何をお願いするんだ?」 「おともだちのまりさのかぞくもゆっくりできますようにってだよ!!」 くーー!! 泣かせるじゃねーか! 「家族や友達思いの良いゆっくりだな!! よし、後でおにーさんが食べ物を持って言ってやろう。両方のお家の場所は分かるか?」 「うん、ここから…………」 ほうほう、結構近くだな。 「よし! 分かった。それと、きちんとお願いが叶うようにおにーさんが文字でそのお願いを書いてやるよ」 「ゆゆ!! おにーさんありがとーー!! これでれいむたちはゆっくりできるね!!」 「そうだな、良い子にしてたらきっと叶うぞ」 「ゆゆ!! れーみたちもまりさたちもかってににんげんのおうちにははいらないよ!! はたけのおやさいだって、かってにたべないよ!!!」 どうやら、自分たちがそういう事をしてると思われたと思ったんだろうな。 それにしても、なかなか真面目なゆっくりだな。 「分かってるよ! ……っと、よしかけた。それじゃあ、飾りにいこうか」 「ゆゆ!!」 無邪気に笑う霊夢を抱えて再び庭へ。 霊夢に自分の短冊を下げさせた後、俺も自分の短冊を上の方へ下げた。 「ゆゆ!! おにーさんはどんなおねがいしたの?」 下げる前に、霊夢がそんな事を聞いてきたので短冊を見せてやったら喜んでた。 文字は読めないのにな。 「これでよし。全部終わりだ」 「ゆ! おじさんのおねがいもれーむのおねがいもちゃんとかなうといいね!!」 「そうだな。お前はこれからどうする? なんなら夕飯でも食っていくか?」 「んーん。おかーさんがしんぱいするといけないから、おうちにかえってゆっくりするよ!!!」 そうか。 それじゃあ俺も夕飯の準備に取り掛かろう。 「ゆ!! おにーさんどうしたの!!」 ゆっくり霊夢を抱きかかえる。 既に帰ろうと背を向けていた霊夢は少し驚いたようだ。 「んー? これから夕飯にしようと思ってな」 「? れーむはおうちにかえるよ? おにーさんのごはんのじゃまはしないからゆっくりたべてね!!」 「そぉい!!」 「ゆぶっちゃら!!!!」 真横に図太い荒縄を通して竹へ吊るす。 「ゆゆ!!! れーむのおながにぃ!! おにーざん!! はやぐどってぇーー!!!!」 このために、わざわざ永遠亭まで言って綺麗なウサギさんと一緒に丁度良い竹を探し回ったんだ。 あぁ、今度は怪我をして行ってみようかな……。 「ゆ!! いだいよ!!! おにーさん!! ゆっくりおろしてね!!! ゆっくりおろじてねーー!!!」 痛みに苦しみながら、こっちを見つめる霊夢。 残念だけど、俺はこれから夕食の準備をしないといけないんだ。 「それじゃあ、そこでゆっくりしていってね!!!」 「ゆっぐりーーー!!!!!!」 さてと、ビールビール!! ……。 「うっう~♪ あうあう♪」 暫くビール片手に家の中で待っていると、漸くゆっくりれみりゃがやって来た。 「う~? ぷっでぃ~んどごぉ~? ぷっでぃ~ん!!!」 もちろん唯のれみりゃじゃない、紅魔館にすんでいる最高級れみりゃだ。 「ゆ!! おにーさん!!! れみりゃだよ!! ゆっくりできないよ!!!」 そんなに大きな声で呼ばなくたって分かってるよ、コイツをおびき出すためにお前を吊るしてたんだから。 「うっう~た~べちゃうぞ~♪」 「ゆ!! ゆーーっぐりたすげでね!!! れーむはおいしくないよ!!!」 馬鹿かお前? 大馬鹿な紅魔館れみりゃにそんなこと分かるはずないだろ? 「う~♪ がぶっ♪ !!!……うー!! ぷっでぃ~んじゃないー!!!」 やっぱコイツ馬鹿だ。 「うーーー!! ぽいっ、するのぽい!!!」 勢いに任せて、霊夢をズタズタに千切っていくれみりゃ。 そろそろ頃合か? 「おい肉まん! こっちにぷっでぃ~んがあるぞ!!」 「う!! ぷっでぃ~んだべどぅ~♪」 「そうか、食べるか。ぷっでぃーんはこっちだよ!!」 「うーー!! ぷっでぃーんじゃないの!! ぷっでぃ~んなの!!」 テコテコと座敷に上がってくるれみりゃ。 ニコニコしながら俺の前に近づいて両手を差し出してきた。 「う~♪ はやぐぷっでぃ~んくれないと、さぐやにいいつげるどぉ~♪」 はいはい、ぷっでぃ~んね。 「こぁ!!」 「うー? !!! いだい!! いだいどぉーーーーー!!!!!」 そりゃ、柱に磔にされたら痛いわな。 「うーーー!!! ざぁぐやーー!!! ぷっでぃーんはどごーー!!!!」 ……、おい! 「ぷっでぃーんじゃなくて、ぷっでぃ~んだろ?」 まずは、この羽からいってみよう。 「!!! いだいどぉーー!!!! う゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーー!!!!!!」 うん、これはビールに合うな! 「そればれみりゃのーー!!! れみりゃはだべものじゃないどぉーーー!!!!!」 そういえば黒ビールも有ったな、今度はそれで食べてみるか。 「うあーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 ……。 ふー、食った食った。 そういえば、あの霊夢はまだ生きてるのかな? 「おーい霊夢! 生きてるか?」 「ゆー。 !! おにーさん!! れいむはゆっくりできるよ!! れみりゃをおいはらってくれてありがとうね!!!」 おお! 生きてた、すげーな!! 「でもこの縄を早く外してね!! そうしたら、こんなことしたのをゆるしてあげるよ!!!」 へいへい。 「ほら、外してやるよ。別に悪気があった訳じゃないんだ。ただ自分を吊るすと願いが叶い易くなるんだよ」 霊夢の縄を抜いて地面に降ろしてやる。 縄の抜けた体を満足そうに見た後、目を輝かせて俺に尋ねてきた。 「ゆゆ!! ほんとう!! だったられーむたちのかぞくとまりさのかぞくは、ぜったいにゆっくりできるね!!!」 「U☆SO☆DA☆YO☆ そぉい!!!」 「ふんじゃられったりーーー!!!!!!」 死なない程度に踏みつけて籠に入れておく、明日の朝には元気になってるだろう。 「じゃあな。明日は家族仲良く加工場に行こうな。願い通り、死ぬまでゆっくりできるぞ!!」 「!! かごうじょーーはやだーーー!! ゆっぐりできないよーーー!!!!」 ……。 「れいむ、きのかえってこなかったね」 「きっとまりさといっしょにゆっくりしてたんだよ!!」 「やぁ、君達が霊夢の家族かな?」 「!! おじさん!! れーむをしってるの?」 「れーむはどこにいるの!!」 「うん、霊夢は君の家族と魔理沙の家族がゆっくりできるようにってお祈りしてたんだよ。俺は、それに感動して君らもゆっくりさせてあげようと思ってね。魔理沙の家族は、今一緒にいるから君達もおにーさんのお家へおいでよ!!」 「れーむもおにーさんのおうちにおじゃましようよ!!!」 「!! うん、みんなでゆっくりできるね!! おにーさん!! どうもありがとーー!!」 「いいよいいよ! 俺も願いが叶って嬉しいから……」 翌日、親子共々籠に入れて、願いどおり加工場でゆっくりしてもらうことにした。 専用の安全な檻に入れられた両方の一家が、嬉しそうに涙を流して喜んでいたのが印象的だった。 俺の願い? 高級なゆっくりれみりゃを食べたい事と、纏まった金が欲しい事さ。 ……。 昨夜、紅魔館。 「れみりゃさまーー!! 食後のプディングをお持ちしましたよ!! ……またお出かけかしら?」 「あ、咲夜さん。れみりゃさんなら、さっきお散歩に行きましたよ♪」 「そう。 ……このプリン食べる?」 「良いんですか? 頂きます♪」 「涎垂らしながら見つめてたでしょ。それより、貴方も短冊に何か書いたの?」 「おいしーです♪ ……あっ、はい! 嫌いな食べ物を見なくて済みますようにって書きました♪」